次期型ジープ「ラングラー」は、ボンネットやドアがアルミニウム製に?
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フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のセルジオ・マルキオンネCEOは、2018年モデルとしてフルモデルチェンジするジープ「ラングラー」に大量のアルミニウムが使用されることを明かしたが、それがどのように使われるかは不明だった。しかし最近、ラングラーについて語り合う『JL Wrangler Forums』に書き込まれた投稿によると、次期型ラングラーはボンネットやドアがアルミ製になるらしいことが、アルミニウム製品メーカーであるアルコアの社内報から判明したという。

このフォーラムが引用した社内報によれば、次期型ラングラーにはアルコア社の「C6A1」(社内での名称)という合金が使用されるという。また、同社の製品である「6022」および「A951」が、ボンネットとドアに使われるらしい。

アルコアのC6A1は同社の新しい合金だ。6022合金のシートは自動車のボンネットやドア、クロージャーパネルといった部分に使われている。A951は同社のアルミニウムシート接合を強化するための事前処理技術で、これまでにも自動車の生産現場で利用されている。

フォーラムが引用したアルコア社の社内報
「ファーミントン・ヒルズ(米国ミシガン州)の航空宇宙・自動車製品部門は、2018年型ジープラングラーのプロジェクトで収益を上げ、当社の今後の成長をリードしている。次世代のジープはC6A1合金を使用する最初の製品で、現在この素材を供給できるのは当社だけだ。

アルコアはまた、次期ラングラーのフロントとリアのドア内部、ボンネットの内側と外側に、6022とA951も提供する予定である」


冒頭でも触れたように、2018年型ラングラーはボディ全体がアルミニウム製になるわけではない。ドアやボンネットに使われるアルコアの製品だけが、アルミ製となる可能性もある。また、他社のアルミニウム製品がこの新型ジープの他の部分に使用されることも考えられる。

ラングラーの2018年モデルでは、ピックアップ・モデルの設定や、新しいエンジン、アルミニウムの採用など大幅な変更が予定されている。また、一時はその生産拠点が他所に移転するのではと懸念されていたが、新型ラングラーは、オハイオ州のトレドで製造されることも決まったFCAは7月に総額10億5,000万ドル(約1,100億円)の投資を発表、トレド工場と他のジープを生産しているイリノイ州ベルビディア工場の設備を一新することになっている。


By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳アカデミー