マクラーレン「MP4-12Cスパイダー」、南フランスの高級ホテルで玄関へ突っ込む!
南仏の海岸沿いに建つ「グランド ハイアット カンヌ ホテル マルティネス」のような高級ホテルを利用する際は、まず初めが肝心だ。ありふれた目立たぬ恰好で玄関を入るようではいけない。ホテルの従業員に自分が特別な人物だと理解してもらうためには、人々の目に焼き付いて離れないような、印象的な登場の仕方をするべきだ。例えば、ホテルの正面玄関にある回転ドアに、3,000万円のマクラーレン「MP4-12Cスパイダー」で突っ込むような...。

625psのスーパーカーには、さすがにホテルのエントランス・ドアは狭すぎたようだが、これなら誰もが注目したに違いない。ただしフランスの新聞『Nice-Matin』によれば、今回のような事故は過去にも何度か起きているという。ホテルのアレッサンドロ・クレスタ支配人はこの事故に驚くほど冷静に対処し、「AT車でDとRを入れ間違えられるお客様はよくいらっしゃいます」と述べている。

さて、問題は事後処理だが、そんなことはホテルに任せておけばよい。ホテルにとってはあなたは大切なお客様。レッカー車や代車の手配、保険の手続きなど雑多なことに費やす時間などあるはずがない。この事故では幸い負傷者も出ていない。ホテルもこのような事態への対応を怠ることはなく、すでにエントランス・ドアはパネルで囲われている。

さて、その代車だが、レンタルで済ますなど相応しくない。近くのディーラーで買い直せばいいのだ。新型のフェラーリ「488スパイダー」ならMP4-12Cと違い、ドアを通り抜けてフロント・デスクまでたどり着けるかもしれない。今度こそ、華麗に登場できるはずだ。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー