三菱、パリ・モーターショーで発表する次世代型SUVコンセプト「GT-PHEV」の画像を公開
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三菱自動車「グランド・ツアラー・コンセプト」のティーザー画像を公開したのは、ほんの2カ月半前のことだ。そして、パリ・モーターショーの開幕が10日後に迫った今、三菱はその他のラインアップに影響を与えそうな「GT-PHEVコンセプト」のレンダリング画像を公開した。同社はこのコンセプトを「ハイエンドな次世代型SUV」として宣伝している。

スタイリングについては個人的な意見になるかもしれないが、GT-PHEVコンセプトのフェイスは良いとは思えない。少しだけレクサスに似た、好き嫌いが分かれるフロント・フェイスであり、それ以外の外観は昨年同社が公開した「eX コンセプト」に似ている。どちらのコンセプトカーも、グリルの開口部はアルファベットの「X」型で、両サイドに六角形のフォグライトが3つずつと、極細のヘッドライトが装備されている。GT-PHEVコンセプトのサイドから見たボディの画像は、ランドローバー「レンジローバー・イヴォーク」を思わせ、それほど悪くない。そして後方部は、スタイリッシュなテールライトがぐるりと配置された粋なデザインを特徴としている。

同車のルックスを見過ごすことができれば、将来を見据えた興味深いパワートレインに安堵を覚えることだろう。このコンセプトカーには、3つの電動モーター(フロントに1基、リアに2基)、一般的な内燃エンジン、そして大容量電池から構成された、三菱の次世代型プラグイン・ハイブリッド・システムが搭載されている。これらはフルタイム4輪駆動システムとして同時に作動する。航続距離は電気のみで120km、エンジンも使えば1,200kmに及ぶという。

三菱はこのGT-PHEVコンセプトを、長距離走行性能に優れたグランドツアラーとして提示している。今のところ車内の画像は1枚も公開されていないが、ブレスリリースにはインストゥルメント・パネルと高いセンターコンソールがフロントの乗員を取り囲むコックピットのようなインテリアを備えると書かれている。インテリアに使われているレザーのカラーは、同車のルーフにも見られるような「上品な」バーガンディでコーディネートされているという。

三菱は、SUVとクロスオーバーの開発を続けていく意向だが、同社が市販車としてGT-PHEVコンセプトのようなルックスのクルマを発売するかは疑わしい。このコンセプトはむしろオートショー向けだと思われる。ただし、次世代型の三菱「アウトランダー」をデザインするためのインスピレーションとなるかもしれない。フロント・フェイスがいくらか落ち着いたものとなるように願うとしよう。


By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳アカデミー