フォードCEO、2025年までに自動運転車の販売を開始すると明言
フォードのマーク・フィールズCEOが9月13日、ミシガン州の本社で行ったスピーチで、自動運転車を2025年までに市販すると発言したと『Bloomberg News』が伝えている。同社は8月にも、ライドシェアリング市場に自動運転車と"ロボットタクシー"を2021年までに投入すると発表しており、自動運転技術の実用化に向けて大きく前へ踏み出そうとしているようだ。

これまでフォードは技術開発を加速させるため、シリコンバレーにある同社施設に多くの人材を雇用して来た。フィールズ氏によると、自動運転車の生産量が増えることで生産コストが下がる量産効果が重要になってくるという。しかし同氏は、コストに関わらず、この先10年を「定義づける」のはクルマの自動運転化であるとも述べた。同社が製造する2021年のクルマは、米国自動車技術会(SAE)のレベル4の基準を満たすことになる。つまり、ハンドルやアクセル、ブレーキペダルがない完全自動運転車ということだ。同社はこの春、配車サービスのUberやLyftと協力し、ライドシェアリングサービスで使用できる自動運転車の開発を目指すことも発表している。自動車産業は自動運転車に関するテクノロジーと法整備に尽力すべきだと、フィールズ氏は語っている。

一方で、プロジェクト「タイタン」の名で自動運転車への取り組みを続けているアップルは、プロジェクトに関わる"数十人の"従業員を解雇したと『New York Times』が伝えている。アップルは自動運転車を製造するという計画を白紙に戻し、自動運転技術の開発のみに集中するらしい。

電気自動車メーカーのテスラは先週末、自動運転システム「オートパイロット」の性能を向上させるため、カメラよりもレーダーの活用に重点を置き、さらに路上を走行している他のテスラ車から収集されたデータを活用して道路標識などの識別に役立てる仕様に改良したと発表した。アップデートされたオートパイロット・システムでは、前方を走る2台先のクルマの動きまで検知できるという。いずれ、その検知したクルマがフォードの自動運転車だったという未来がやって来るのだろう。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー