シトロエンのバーチャル・ミュージアムで、歴代の名車を観て回ろう!
自動車博物館は素晴らしいものだが、そのほぼ全てに共通する問題は、クルマがロープなどで仕切られてそれ以上は近寄れないことだ。だが、シトロエンが立ち上げた新しいウェブサイトは、歴史的なクルマをこれまでにないほど間近で観察できるようになっている。

Citroën Origins」(シトロエン・オリジンズ)と名付けられたこのサイトでは、1919年から現在までに製造された約50台のシトロエン車を"展示"している。ユーザーは、どのクルマを選んでもエクステリアとインテリアの両方を360度ビューで見ることが可能だ。インテリアビューは特に秀逸で、ユーザーは車内にいるかのように上下左右をくまなく見渡せる。より細部まで見たければ、ズームインまでできるのだ。それに飽きてしまったら、画面左側にあるクルマのキーをクリックすれば、エンジンを始動して吹かす音を聞かせてくれる。また、ウィンカーやパワーウィンドウの音などが聞けるモデルも多数ある。さらに、年代別に異なるBGMが流れるという凝りようで、1920年代はラグタイムのピアノ曲、80年代はシンセサイザーを多用したニューウェーブといった具合だ。

とはいえ、このサイトに欠点がないわけではない。表示言語はフランス語のみなので、技術的詳細を探したい場合は少し厄介だろう(日本版編集部注:英語版中国語版などもありますが、現在のところ日本語版は用意されていません)。また、シトロエンで最も有名な「DS」や「SM」といったクルマが存在しないのも不思議だ。しかし、シトロエンは今後、他のモデルも追加予定とのこと。このようにいくつか難点はあるものの、あなたの第一言語が何であっても、このサイトはたくさんのクルマで楽しませてくれるはずだ。時間があるときにでもゆっくりと、ファンキーなフランス車の世界に浸ってみてはいかがだろうか?


By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー