オランダで起きたテスラ「モデルS」の死亡事故、バッテリーが「飛び出した」というのは本当か?
クルマの衝突事故は絶えず発生しているが、ひとたびテスラのクルマが事故を起こせば、そのニュースは世界中に広まる。我々は事故のニュースにはあまり飛びつかないようにしているのだが、オランダで起きた「モデルS」関連の死亡事故は目に留まるものだった。というのも、オランダのニュース専門チャンネル『RTV NH』が掲載した記事をGoogle翻訳で読んだところ、同車が「木に衝突した際、バッテリーの一部がクルマから飛び出した」と伝えられていたからだ。テスラのモデルSと「モデルX」に搭載されているバッテリーは車両構造部と一体化されているため、バッテリーのみが飛び出すとは考えにくいのである。

そこで、我々は事故に関する状況、特にバッテリーに関してテスラに問い合わせてみた。同社広報によれば「技術部門が事故現場に出向いて当局と共に事故の原因究明にあたっており、社としても協力を惜しまないつもりです。人命を奪う事故であったと聞き、我々も深い悲しみに包まれています。調査が終わり次第、できるだけ早く事実を公表します」とのことだった。

そして今月7日遅く、テスラから以下の文章が送られてきた。

「事故の原因を明らかにするため、私たちは当局に全面協力する体制をとっています。これまでのところ、事故当時はオートパイロット機能が作動していなかったことが車両の運転記録から確認できました。これは、クルマが155km/h以上の速度で運転されていたことや、木に衝突した後で確認された損傷とも一致します」

どうやら、この死亡事故にオートパイロット機能は関係していなかったようだが、バッテリーの件については不明のままだ。地元のニュースによれば、53歳のドライバーを乗せたこのクルマは道路から急に逸れて木に衝突したとのことだった。


By Sebastian Blanco
翻訳:日本映像翻訳アカデミー