JAFは2016年8月22~23日にかけて、 関東以北に大きな被害をもたらした台風9号に起因すると思われる車両の冠水・落輪など、 ドライバーからJAFに寄せられた救援依頼は534件もあったことを発表した。特に埼玉県内では冠水車両の救援要請が199件発生し、車両への台風による被害の大きさが明らかにされた。

JAFではドライバーに対し、 今後発生が予想される台風に注意を促すとともに、 冠水車両の実験動画等を活用して注意喚起を行っているので、その一部をご紹介しよう。


テスト動画で紹介されているのは、アンダーパスのような坂道を走行していて、冠水している箇所に思いがけず突っ込んでしまったというような想定での冠水テストだ。

画像のようなセダンの場合、フロントドアの後端が60cm程度冠水し車両後輪が浮いている際に、テストした女性の力ではドアが開放できない状況となっている。足元程度の冠水で開かなくなってしまうというのは驚きだ。


ミニバンの場合は、後席のスライドドアでのテストが行われた。こちらは90cmの冠水でドアが開かないことが確認されている。

入水直後の後輪が浮いている状態では開かなかったスライドドアも、画像のように逆に完全に水没してしまった方が扉が開きやすくなり、なんとか脱出できるとのことだ。

セダンも同様で、入水直後の後輪が浮いている状態よりも、完全に水没している状態になった方がドアが開くようになり脱出しやすくなっている。

大雨の際は、アンダーパスに近づかないということは重要だが、もし浸水してしまった場合でドアが開かない場合は、慌てることなく落ち着いて、外と中の水位が同じぐらいになるまで待ってドアを開けるという知識を持っておいた方がよいだろう。

また、ドアが開かない際に使う、脱出用のハンマーなども常備しておきたい。今年も台風による被害が続々と出ているが、日ごろから冠水しそうな場所をチェックしておくと良いだろう。

画像出典:JAF

JAFユーザーテスト 公式サイト
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/usertest/submerge/index.htm


クルマが水没!!水深何cmまで運転席ドアは開くか?(セダン)【JAFユーザーテスト】


クルマが水没!!水深何cmまでスライドドアは開くか?(ミニバン)【JAFユーザーテスト】