太陽光発電で走る電気自動車を開発中のSono Motors、クラウドファンドで2,000万円以上の投資を集める
前後をちょっと切り落としたトヨタ「プリウス」のボディ全体に、周期表のように並べられたソーラーパネルを取り付けたクルマ。ドイツのミュンヘンを拠点とする新興企業Sono Motorsが開発した「Sion(サイオン)」の見た目はそんな感じだ。特徴的なのは外観だけではない。この電気自動車(EV)は、ルーフ、サイド、リアに装備されたソーラーパネルを使ってバッテリーに充電できるという。同社はクラウドファンディング・サイト「Indiegogo」を通して、こうした奇抜さで人々の関心を集め、19万9,975ユーロ (約2,300万円)もの資金を調達した。

Sono Motorsは2タイプのSionを売り出そうと考えている。1つは1回の充電で走行できる航続距離が120kmの"Urban(アーバン)"で、価格は1万2,000ユーロ(約138万円)。もう1つは航続距離が250kmの "Extender(エクステンダー)"で、こちらは1万6,000ユーロ(約185万円)となっている。しかし、この価格にバッテリーのリースまたは購入にかかる費用は含まれていないので注意が必要だ。

同社によると、Sionの光起電性パネルは1日に30kmもの距離を走行できる電力を発電できるという。もちろん太陽光による電力だけでなく、標準的な家庭用コンセントからも充電が可能だ。

Sono Motorsは、来年にもSionのプロトタイプの試乗を開始し、2018年には欧州と北米で最初の納車を予定している。同社がクラウドファンディングのキャンペーンを始めたのは7月後半だった。目標としていた資金調達額は15万ユーロ(約1,730万円)だったが、多くの賛同を集めて、あっと言う間に目標額を見事達成したのだ。同社は資金提供者に対して、全日試乗や新型EVの割引といった特典を提供するという。関心のある人は500ユーロ(約5万8,000円)の払戻可能な予約金を支払うか、車両価格が5%割引となる2,000ユーロ(約23万円)の前払いで事前注文を入れることができる。Sono Motorsから公開されたこの夢のようなクルマの映像をぜひご覧いただきたい。




By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー