同時に28台の急速充電を可能にする世界最大の充電ステーションが、ノルウェーにオープン
世界最大の直流急速充電ステーションが9月1日、ノルウェーのネッベンスという街にオープンした。米国のエコカー専門情報サイト『Green Car Reports』によると、首都オソロから北東に約40マイル(約64km)のところにあるこの街には、同時に28台ものクルマの急速充電を可能とするステーションが開設されたという。その規模がいかほどか、米国と比較してみよう。米国エネルギー省のデータを参照すると、この28台分の充電器というのはアラスカ州とノースダコタ州にある一般車向け充電ステーション(急速と標準の両方を含む)の数を全部合わせたよりもはるかに多い。また、アーカンソー州、デラウェア州、モンタナ州、ワイオミング州の各州で保持している充電ステーションのそれぞれ約半分にも相当するのだ。EV促進のための現地組織『EV Norway』によると、オープン当日は、その評判を聞きつけた150台のテスラ車のオーナーたちが集結し、その開設を祝福したという。

ステーションの規模には圧倒されるが、ノルウェーは世界で最も電気自動車(EV)の普及率が高い国なので、このような施設がノルウェーに開設されたことは当然にも思える。比較的安価な水力発電による電力需給が約99%を占めるノルウェーだからこそ、政府もゼロ・エミッション車両を強く推進しているのだ。EV所有者には、道路税、自動車税、(ノルウェーで通常全ての自動車に課される)購入税の免除に加え、有料道路、オスロ市内の市立駐車場や充電ステーション、特定のフェリーを無料で利用することができる特典が与えられる。

今年に入ってから、ノルウェーはEV促進に関して、さらに政策を推進するとみられていた。今年の春に発表されたノルウェーの全国交通計画(ナショナル・トランスポート・プラン)2018~2029では、この10年の間にガソリンおよびディーゼル・エンジン搭載車の販売を禁止することが定められているという報道があったのだ。しかし先月、ノルウェー運輸通信省の報道官はそのような計画はないと否定している。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー