これがスペースX社によって建設された「ハイパーループ」のテストトラックだ!
テスラモーターズとスペースX社のCEOであるイーロン・マスク氏は、自らが考案したハイパーループを自分で作っているわけではないが、スペースX社はチューブ式超高速輸送システムの中を走るポッド用のテストトラックを建設している。同社は学生やエンジニアのチームを対象にポッドのデザイン・コンペを開催し、今年の初めに選出された23チームが、テストトラックを走行するポッドのプロトタイプを製作中だ。このテストトラックは1マイル(約1.6km)のチューブで、真空度99.8%を実現させたという。そして先週、米国の掲示板サイト『Reddit』に、42finder氏が撮影したこのテストトラックの写真が投稿された

ポッドのテスト走行が実現すれば、ハイパーループのテクノロジーにおいて大きな前進となる。現在、ハイパーループ・トランスポーテーション・テクノロジーズ(HTT)と、ハイパーループ・ワン(H1)(旧ハイパーループ・テクノロジーズ)という2つの会社が、運行可能なハイパーループのシステムを最初に造ろうと競い合っているものの、未だ両社ともポッドのテスト準備はできていない。H1は自社のテストトラックをネバダ州の砂漠に建設し始めているが、スペースX社のプロジェクトのほうが大幅に進んでいるようだ。


道路? ハイパーループに道路は必要ないんだ。

ハイパーループ・ワン

最初にスペースX社がポッドのデザイン・コンペを発表したときには、最終プロトタイプのテスト走行であるファイナル・ラウンドは2016年の夏に実施される予定だった。しかし、今年7月に同社は、この実施予定を来年の1月に延期すると発表した。現地時間9月1日に起きたロケット爆発事故で、スペースX社はファルコン9ロケットとFacebookのInternet.orgプロジェクトに使用する高額の人工衛星を失ったが、このことがデザイン・コンペやテスト走行のスケジュールに影響するのかは不明だ。


本記事はテクノロジー系情報サイト『TechCrunch』米国版に掲載されたDarrell Etherington氏の記事を転載したもの。


By TechCrunch
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