ジープ、引退間近の現行「ラングラー」にLEDヘッドライトを採用
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ジープのモデルの中には、大幅に改良が必要なヘッドライトを搭載しているものがある。問題は、その明るさだ。具体的に言えば、「ラングラー」と「レネゲード」のハロゲンランプが、市場に出ている中で最低レベルだとの評価を米国道路安全保険協会(IIHS)から受けている。しかし、これは2017年には改善が見られそうだ。ジープは水準に満たない照明問題を解決するため、ラングラーとチェロキー、そしてレネゲードにLEDかHIDヘッドライトのオプションを用意するという。神に(もしくは、ライトの評価条件を引き上げたIIHSに)感謝したい思いだ。

ラングラーの場合は、後継車の登場を前にして、たった1つの年式のためにLEDヘッドライトを開発することになるわけで、少々奇妙な感じはする。現行のJK型の生産が継続されて後継と共に店頭に並ぶことを考慮したとしても、そのヘッドライトが採用されるのはせいぜい2つの年式分くらいだろう。とはいえ、変更にあたっては何の文句もない。現在のヘッドライトは時代遅れの感が否めず引退は必至だし、これにより次世代モデルにもLEDが搭載されることが確実になる。2017年型のラングラーは、全車に新しいLEDヘッドライトとフォグランプを装備することが可能だ。「スポーツ」と「スポーツS」ではオプション、「サハラ」と「ルビコン」には標準装備となる。

一方、チェロキーは少し状況が異なる。HIDヘッドライトは現在でも「リミテッド」や「ハイアルティテュード」のオプションに用意されており、最上級モデル「オーバーランド」には標準装備されている。2017年型では、ベースの「スポーツ」でオプションになることを除けば、すべてのモデルにより明るく光軸の定まったライトが標準装備として採用される。

やや小ぶりのレネゲードでは、HIDヘッドライトは遅れて導入されるようだ。「ラティテュード」と「リミテッド」、「トレイルホーク」に安全装備の一部としてオプション設定される。2017年型の「スポーツ」に照明装備の改善を期待していた方は、残念ながら今回は諦めるほかなさそうだ。

ジープはまだ2017年型モデルの価格を明らかにしていないため、LEDやHIDのヘッドライトの価格がどれだけ上乗せされるか分からない。だが、価格がいくらになろうと、その価値があることは確かだ。そしてもう1つ、どのヘッドライトにもジープならではの"イースターエッグ"デザインが施されることも間違いないだろう。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー