ラウンドアバウト(環状交差点)は渋滞を緩和するのに役立つが、高齢のドライバーを混乱させる箇所ともなっている。そして、環状交差点が犯人を捕まえるのに役立つこともあるようだ。先日、米国ミシガン州で法律違反常習のドライバーが、パトカーから逃走していた際、新しく建設されたばかりのラウンドアバウトに90mph(約145km/h)の速度で入って横転したのである。

デトロイトのニュース番組『WXYZ』によると、ミシガン州メアリーズビルで8月18日夜、有効期限切れのナンバープレートでレンジロードを北に向かって走行していた黄褐色のクライスラー「コンコルド」を、警察官が停止させようとした。このドライバーは当初、指示に従ってウィンカーを出し、停止するかに思われた。しかし突然、パトカーから逃れようとスピードを上げて走り去ったという。

「彼らはメアリーズビルを抜け、レンジロードを北へ進みました。そして90~100mph(約145~161km/h)くらいのスピードでポート・ヒューロン・タウンシップに入って行きました」とメアリーズビル警察署のジョン・ストーバー巡査部長は語っている。

このカーチェイスは、4マイル(約6km)ほどの距離を走った末、つい最近ラウンドアバウトになったばかりのレンジロードとグリスウォールドの交差点に差し掛かった時に劇的な終わりを迎える。追跡していたパトカーの車載カメラの映像によると、逃走していたドライバーはラウンドアバウトに入る際にブレーキを踏んだものの、リアエンドが滑って中央島を囲む縁石に乗り上げ、中央島に突入し、ひっくり返って停止した。

ドライバーのジェフリー・シャープと同乗者のニコルズ・ベルキーウィチは、両者ともこれまでに相当な数の逮捕歴があり、ベルキーウィチには令状が出されていた。この衝突事故でけが人が出なかったのは不幸中の幸いだが、2人は警察から逃亡した罪や免許停止中の運転、武器不法所持など、数々の罪に問われる見込みだ。



By Jason Marker
翻訳:日本映像翻訳アカデミー