Uber、今年の上半期だけですでに1,290億円以上の赤字を抱える
現在のところ、Uberはかなり安定したビジネスを確立している。だから利益を得ていると考えるのは当然のことだ。しかし同社は、8月26日に投資家たちと電話会議を行い、現段階で多額の損失を出していることを明らかにした。金融情報サービス『Bloomberg』が報じたところによると、Uberは2016年上半期だけで12億7,000万ドル(約1,314億円)もの損失を出しており、その大半が世界中にいる同社のドライバーに対する補償金によるものだと、ゴータム・グプタ財務責任者は語ったという。

とはいえ、これは決して今さら驚くようなことではない。Uberが創設以来、大金を失っていることは有名な話だからだ。2015年の損失総額は20億ドル(約2,070億円)以上で、創設してから7年の間に40億ドル(約4,140億円)を超える損失を出している。もちろん、新興企業が基盤を築き、利益を得る方法を探しながらお金を捻出することは珍しいことではないし、投資家もそれは想定内だ。しかしUberが今まで失ってきた金額と増え続けている損失は前代未聞と言えるだろう。

Uberは今年始めに米国内における利益性を主張していたが、同社が足掛かりを得ようとしていた中国でも、ここ2年間でおよそ20億ドル(約2,070億円)という大金を失っている。『Bloomberg』によると、Uberは米国ライドシェアリング界でトップの座を守るために、Lyftとの価格競争に参加するなど最善を尽くしているが、それが赤字を増やす原因になっているのだという。Uberは先日、米国で首位を守るためなら喜んで資金を投じると明言したが、より大きな問題は、これほどのお金をいつまで失い続けられるかということだ。同社の戦略は、黒字に転じる前にライドシェアリング界を完全に支配することなのかもしれないが、遅かれ早かれこのような損失は阻止しなければならなくなるだろう。

注:この記事は米国版『Engadget』に掲載されたNathan Ingraham記者による記事を転載したもの。

By Engadget
翻訳:日本映像翻訳アカデミー