走行中のシボレー「S-10」と衝突してグリルに入り込んだタカ、無事救出される
米国フロリダ州で先日、カタアカノスリというタカが向かいから走ってきたピックアップトラックと衝突したものの、ちょうどフロント・グリルにはまって命拾いしたという、何とも珍しい事故が起きた。

FOX13 News』が伝えるところによると、このカタアカノスリはブレイドゥントン・ビーチで午後の飛行を楽しんでいたようだが、高度が低すぎたらしく、地元住民のキャリー・グレゴリーさんが運転するシボレー「S-10」と衝突してしまった。しかし、幸運にも悲惨な死を迎えることはなく、グリルの大きなすき間にスルリと入り込み、フロント・フェイシアとラジエーターの間に閉じ込められたのだった。

「片翼と片足が奥まですっぽりはまって、頭ともう一方の翼と足は外に突き出していた。かなり不機嫌な様子だったよ」と、グレゴリーさんは『FOX13 News』に語っている。

グレゴリーさんは、とっさの判断で数分先にある野生生物の教育・リハビリセンター「Wildlife, Inc.」に駆け込み助けを求めた。同センターに到着すると、スタッフのダーメン・ハードさんが、極度の興奮状態にあったカタアカノスリをピックアップトラックから引っ張り出してくれることに。グレゴリーさんがスマホで撮影しながら見守る中、ハードさんはゆっくりと慎重にS-10のグリルからカタアカノスリを救出することに成功した。

「多少奥まで入り込んでしまっていたけど、うまくこっちに引き戻せると思ったから、だましだましゆっくりと引き抜いたんだ」とハードさんは語る。

このカタアカノスリは、今回の事故で軽い傷を負ったが、一晩静かにWildlife, Inc.のケージの中で休んだ後、無事に自然へ戻されたそうだ。


By Jason Marker
翻訳:日本映像翻訳アカデミー