ケーニグセグ「アゲーラRS」の欧州1号車は、カーボンファイバーが透けたブルーに金箔貼り
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米国で公道走行可能な認証を取得した第1号となったケーニグセグ「アゲーラRS」はオーナーの希望で「アゲーラXS」と名付けられ、鮮やかなオレンジ色が今年のモントレー・カー・ウィークで並外れた存在感を放っていた。だが、欧州で納車された第1号車のアゲーラRSもそれに負けず劣らず魅力的だ。金箔が美しく輝くこちらのアゲーラRSは、オーナーの家族に由来する「Naraya」というニックネームが付けられ、英国オックスフォード州のブレナム宮殿で9月1日から開催される「サロン・プリヴェ・コンクール・デレガンス」で初公開される。

Narayaも基本的にはアゲーラXSと同じクルマだが、やはりオーナーの要望に沿ってカスタマイズされている。カーボンファイバー製のボディ・パネルだけでなくモノコック・タブまで素材が透けて見えるブルーで仕上げられており、これはケーニグセグ初の試みだ。さらにこの美しい塗装だけでは不十分とでも言うように、Narayaのインテリアとエクステリアには相当な量の金箔が散りばめられている。

この金箔は、スウェーデンにあるケーニグセグの工場で、イタリアの名高い職人であるエットーレ・"ブラスター"・カレガロが手作業で貼り付けたもの。カレガロは毎日12時間、週6日で作業にあたり、全工程には2週間を要したそうだ。接着剤を塗った車体表面に金箔を貼り、それから小さな道具を使って手作業で加工していったという。金箔に傷がつかないように、ボディの表面にはクリアコートを何層も塗り重ねている。



ブルーのカーボンファイバーと金箔で彩られたエクステリアだけでも度を超しているように思われるが、実はこれで終わりではない。インテリアには金のステッチとパイピングを施した青いアルカンタラが張られている。極めつきは18金のイエローゴールドと155粒の人工ダイアモンドが配されたNarayaのネームプレートだ。

エンジンは他のアゲーラRSと同じ、最高出力1,160hpと最大トルク130.5kgmを発揮する5.0リッターV8ツインターボ。このスーパーカーには、フロント及びリアの油圧式リフティングシステムや、USBポート、クライメートコントロールなど、ケーニグセグの快適性を考慮した機能もすべて搭載されている。

今回のイベントでは、この青と金のスーパーカーと並び、英国ブランティングソープのドラッグレース"VMax200"で240mph(約386km/h)を叩き出し最速記録を更新した「アゲーラ One:1」と、「アゲーラR」の最終モデルという特別な2台も展示されるという。


By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳アカデミー