米国でタカタ製エアバッグ用の原料を運搬していたトラックが爆発 1人が死亡、4人が負傷
タカタエアバッグのインフレーターと推進剤を運搬していたトラックが8月22日、テキサス州で爆発を起こしたと、ロイターが報じている。インフレーターと推進剤といえば、タカタ製エアバッグを巡る大規模リコールの原因に関連した原料である。この事故で1人が死亡し、4人が負傷した。

貨物トラックは事故当時、テキサス州イーグルパスにあるタカタの施設へ向かって走行していた。地元メディアは、この爆発によって1軒の民家が焼失したと報じている。また、テキサス州交通局ラレード地区によれば、事故の影響でおよそ17時間にわたって道路が封鎖されたという。タカタの広報担当は、この貨物トラックが硝酸アンモニウムを含んだエアバッグ用インフレーターと推進剤を運搬していたと認めている。硝酸アンモニウムは、2014年に問題となったタカタ製エアバッグの異常破裂に関連する揮発性化合物であると、ロイターは報じている。

イーグルパスにあるタカタの倉庫には、メキシコのモンクローバ工場で製造されたエアバッグ用インフレーターが保管されている。テキサス州ラレードからおよそ170マイル(約270km)離れた場所にあるモンクローバ工場は、同社製欠陥エアバッグの供給源の1つと確認されている。

タカタ製の欠陥エアバッグは、世界で少なくとも11人の死亡とおよそ100人の負傷に関連しており、同社は自動車業界史上最大のリコールに現在も対処している。米国版Autoblogは本件についてさらに詳しい情報をタカタに問い合わせたところ、タカタの広報担当から以下のコメントを得た。

「エアバッグのインフレーターと推進剤をタカタまで運搬していた下請け業者のトラックが、事故に巻き込まれました。暫定的な報告では、事故によって火災が発生し、それが爆発につながったとのことでした。タカタは即座にスタッフを現場へ派遣して、この事故の調査のため、下請け業者、関係当局と緊密に協力しています。タカタは、あらゆる規制要件を満たすか上回る当社製品の運搬に際して、厳格な安全対策を有しています。この事故のために亡くなられた女性のご家族にお悔やみ申し上げ、負傷されて治療のためサンアントニオへ即座に搬送された4人の皆様にお見舞い申し上げます」


By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳アカデミー