【ビデオ】マイナーチェンジ後のテスラ「モデルS P90D」が、さらに速くなっていることを確認!
「ルーディクラス(馬鹿げた)モード」付きのテスラ「モデルS P90D」が恐ろしく速いことは周知のとおりだ。だが、今年4月にフロント・フェイシアやリア・ディフューザーなどがマイナーチェンジされて以来、その速さは一層増したと考えられている。それは先日ご紹介した1/4マイルで10秒8という新記録を達成した動画を見ても明らかだろう。

この動画を見て「新型は0-60mph(約96.6km/h)加速も向上しているのでは?」と思った皆様に朗報だ。米国のドラッグレース情報サイト『Drag Times』 を運営するブルックス・ワイズブラット氏が、最新型のモデルS P90Dに計測装置を取り付け、ステアリングを握って右足でアクセルを踏み込むというシンプルなテストに挑んでくれたのだ。

ワイズブラット氏は19インチのオールシーズンタイヤを履いたモデルSに乗ると、ローンチコントロールを作動させ、何の変哲もないアスファルトの上を全開でかっ飛ばした。急加速には慣れているはずの彼も、モデルS P90Dが力強く発進すると思わず驚きの言葉が口から洩れる。気になる計測結果は、何と2.65秒。ルーディクラス・モード付きのP90Dが初めて公開された時の公式発表より1.5秒も速かった。さらにワイズブラット氏は、これは偶然の記録ではないとして、同じ実験を再度試みて同様の結果が得られたことをAutoblog Greenに報告している。

この動画を見ると、必然的に疑問が湧いてくる。それは、最近生産されたテスラ モデルS(さらに言えばモデルXも)は、マイナーチェンジ前のモデルと比べてパワーアップしたのかということだ。これについては様々な意見が出回っている。違いはエアロダイナミクスの改善によるものだと言う人もいれば、新しいクルマは待望の100kWhバッテリーを密かに搭載しているのではないかと見る人もいる。

ワイズブラット氏は、加速性能の向上には必ずしもバッテリーパックの大型化が必要ではないと考えているようだ。テスラは「公式サイトでも公表しているとおり、ルーディクラス・モード付きのモデルS P90Dの最高出力と最大トルクの数値に変更はない」としているが、同氏はこのクルマの出力が上がっていると確信している。彼には、そう信じるに足る証拠があるのだ。

彼は自身が所有する旧型のモデルSと最新のモデルX(どちらもルーディクラス・モードが付いたP90D)を「パワー・ツールズ」アプリを使って計測した結果、約55馬力の差を確認した。その数値はこちらからグラフで確認できる。いずれにせよ、テスラが市販セダン最速の座と電気自動車の優秀性を堅持するため、努力を継続していることは間違いないようだ。



By Domenick Yoney
翻訳:日本映像翻訳アカデミー