【噂】マツダ、待望のロータリー・エンジン搭載モデル「RX-9」を2019年に発表!?
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時には否定的な情報が聞こえることもあるものの、何度も再燃を繰り返すマツダのロータリー・エンジン搭載車復活の噂。2015年の東京モーターショーで「RX-VISION」というコンセプトカーが公開されてから、ファンの希望と期待はますます高まるばかりだ。そしてまた、日本の『ロレンス』というウェブ・マガジンから新たな情報が届いた。次世代型ロータリー・エンジンを搭載したピュア・スポーツカーの開発が、マツダの役員会で承認されたというのだ。

この記事によると、マツダは2019年の東京モーターショーで「RX-9」と名付けられた市販モデルを発表するという。その前に、2017年の同ショーでまず「市販型に近いプロトタイプ」を公開するそうだ。実は2017年という年は、1957年にフェリクス・ヴァンゲル氏が自身の名前を冠したヴァンケル・エンジンの試作機を初めて完成させてから60年目にあたり、また1967年にマツダが初めてロータリー・エンジンを搭載した市販車「コスモスポーツ」を発売してから50年目となる重要な年なのだ。そして2020年1月、マツダの創立100周年を記念してRX-9は発売されるという。

同サイトの記事では、この長らく噂されていたクルマに関してさらに詳しく情報が提供されており、心が躍ってしまう。それによると、RX-9は「SKYACTIV-R」と呼ばれる1.6リッター(800cc × 2)の2ローター・ヴァンケル型エンジンを搭載し、これにシングル・ターボチャージャーを組み合わせ、400ps前後の最高出力を発生するという。記事の中では「バイクみたいな加速を目指している」と伝えているが、これは決して大げさな表現ではないだろう。他のマツダ車と同様、車両重量も注目すべきところだ。マツダのエンジニアはRX-9の量産モデルを1,300kg以下に留めることを目標にしているという。トランスミッションをリアディファレンシャルと一体化したトランスアクスル方式を採用するため、前後の重量バランスはややリア寄りになるそうだ。要するに、RX-9は非常に速く、極めて機敏なクルマになるということだ。しかしその分、価格もそれなりになるようである。

同記事の中でRX-9の価格は、800万円前後と見積もられている。これは現在のところ最新の市販ロータリー・エンジン搭載車である「RX-8」の最後に発売された限定モデル「SPIRIT R」のおよそ2.5倍に相当する金額だ。だが、もしマツダが日産「GT-R」の価格帯を参考にするならば、2025年頃にはさらに高性能・高級に仕立てられた1千万円クラスのRX-9も登場するかもしれない。

とはいえ、マツダのロータリー・エンジンに関する噂は、話半分で聞いておくことが必須である。それが1年以上も先のことであればなおさらだろう。しかし、マツダは昨年RX-VISIONを公開し、ロータリー・エンジンを見捨てていないことを証明している。そして、この技術発展の節目となる2017年を、マツダがうっかり見過ごしてしまうようなことはないはずだ。市販モデルの仕様はともかく、この年に新たなロータリーのコンセプトが発表されることは確実と思っていいだろう。次回の東京モーターショーを楽しみに待つことにしよう。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー