ボルボ・トラックが、セミトラックを使ってクールで革新的なことをやってのけるのは珍しいことではない。これまでにも自社の技術を紹介するために、4歳の少女にリモコンでトラックを操縦させたり、ケーニグセグとサーキットで勝負したりと、いくつものクレイジーなスタントを披露してきた。先日も新たなる挑戦として、自身が樹立した世界最速記録を打ち破るべく製造したセミトラックのティーザー映像を公開したが、ついにその記録更新を成功させたという報せが届いた。

最高出力2,400hpと最大トルク611.8kgmを発揮する排気量13リッターの「D13」ディーゼル・エンジンを搭載した「アイロンナイト」は、今回の挑戦で0-500mと0-1,000mの両方で新記録を樹立した。この特別に製作されたセミトラックは、静止状態から500mの距離を13.71秒というタイムで走り切って平均速度131.29km/h、同じく1,000mを21.29秒で走り抜け平均速度169km/hという記録を達成。最高速度は276km/hに達したという。

新記録として認定されるため、トラック・レーサーのボイェ・オウェブリンク氏が運転するアイロンナイトは、500mと1,000mを共に2回ずつ走行しなければならなかった。1回目の走行が終わったら、1時間以内に同じ距離を反対方向に走らなければならないのだ。オウェブリンク氏は今回、自身が2012年にボルボ・トラックのハイブリッド・セミトラクター「Mean Green(ミーン・グリーン)」で打ち立てた最速記録を塗り替えることに成功した。ミーン・グリーンに比べて、アイロンナイトは600馬力もアップしている上に、重量が約1,000kgも軽くなっているという。

アイロンナイトが前回の記録を破ることは予想できていたため、問題はどのくらい記録を更新できるかということだった。映像を観ると、ボルボ・トラックの面々は明らかに楽しんでいる。これからも楽しむことを忘れずにいてほしいものだ。




By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳アカデミー