元BBC会長、「クラークソンを解雇したのは大きな間違いだった」と批判
昨年、英国BBCの人気自動車番組『トップギア』の司会をクビにされたジェレミー・クラークソン。番組の長い収録を終えた一日の終わりに、温かい食事が提供されなかったことに腹を立て、同番組プロデューサーのオイソン・タイモン氏に顔面パンチをお見舞いしたことが解雇の原因だ。クラークソンの降板は『トップギア』のファンにとって残念な出来事だったが、人を殴っておいておとがめなしというわけにはいかないだろう。しかし、BBCの元会長マーク・トンプソン氏は、BBCがクラークソンを手放したのは大きな間違いだったと発言した。

英国紙『The Sunday Times』によれば、クラークソンの才能は彼の短気を補って余りあるとトンプソン氏は信じているという。同氏は「友人として言うが、クラークソンはとても不愉快な言動を取ることがある。同僚を殴るなどあるまじき行為だ。そんなことをすればクビになるのも仕方がない。だが、痛烈で反抗的で制御不能な彼をBBCは切り捨てるべきではなかった。彼は、BBCの番組にそれほど関心を持たない視聴者の興味も引くことが出来た」と話している。

トンプソン氏は現在、米国紙『The New York Times』の社長兼CEOを務めており、クラークソンを解雇するという損な役回りをして殺害予告の脅迫文が送りつけられた人物ではない。トンプソン氏がBBCの会長だった当時も、クラークソンはゴードン・ブラウン前英首相を"片目のアホ"呼ばわりして問題を起こしている。

もちろん、『トップギア』の元司会者に関するニュースは悪いものばかりではない。今秋にはジェレミー・クラークソン、リチャード・ハモンド、ジェームズ・メイによる新自動車番組『The Grand Tour』がAmazomプライムで配信される予定だ。クラークソンが新しい仕事で行儀良く振る舞うかどうか確かめてみよう。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー