人々が夏の終わりを惜しむ頃、テスラモーターズのエンスージアスト達は歓喜に沸いているかもしれない。同社の高級電気自動車(EV)向けにワイヤレス充電システムが登場するからだ。Autoblogの姉妹サイト『TechCrunch』によると、「Plugless」というワイヤレス充電システムを販売している米国の新興企業Evatranが、事前予約したテスラ車のオーナーへ数週間以内にそのシステム第1弾を納入するという。現段階でEvatranは、同システムの導入には予約制をとっており、地上設置用モジュールと車載機器の取り付けには今のところおよそ2,400ドル(約24万円)かかるようだ。

"ワイヤレス充電"というものがよく分からないという人のために、EvatranはYouTubeに30秒のビデオを投稿し、同システムの使用法を説明している。この映像を見ると、使い方は想像していた通りとてもシンプルだ。ドライバーは地面に設置されたPluglessのモジュールの上に駐車してクルマから降りるだけでいい。あとは、地面にあるモジュールとクルマ底部に取り付けられた重量約16kgほどのアダプターに任せておけば、自動的に充電が行われる。同システムが供給する7.2kWの電力により、1時間の充電でおよそ20マイル(約32km)の走行が可能だ。これはテスラ非公認のアフターマーケット製周辺機器だが、テスラでも同じような機能を果たし、よりドラマチック(というより不気味?)なロボット式チャージャー(または"金属製ヘビ型チャージャー")のプロトタイプを試験済みである。

今のところ同システムは後輪駆動のテスラ「モデルS」でのみ利用可能なので、全輪駆動のモデルSのドライバーと「モデルX」のオーナーは残念ながら申し込めない状態だ。Evatranでは、このPluglessシステムを他のクルマ向けにも用意している。その価格だが、エクステンデッド・レンジ機能を搭載したプラグインハイブリッド車(PHV)のシボレー「ボルト」向けは1,300ドル(約13万円)、EVの日産「リーフ」では1,500ドル(約15万円)、キャデラック初のPHV「ELR」用はおよそ2,000ドル(約20万円)と、いずれもテスラ車向けよりも安い設定になっている。今さら驚くことではないが、テスラに乗るということはあらゆることに少し余分にお金が掛かるらしい。




By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー