オランダで「2025年までにガソリン車とディーゼル車を販売禁止」する法制化が進行中
今年の春、「2025年以降はオランダでガソリン車とディーゼル車の新たな販売を禁じる」という法案がオランダ議会に提出されたことが明らかになったが、その後、この法案は立ち消えとなっていたわけではなかった。むしろ、法制化への勢いを増していたのだ。米国イェール大学関連の環境情報メディア『Yale Climate Connections』によると、この法案を提出したオランダ労働党のヤン・フォス議員は、同法案は既に下院を通過しており、可決される"見込み"だと語っているそうだ。立法化されれば、ガソリンを動力とするいかなる車両にも適用されるそうで、近い将来にはハイブリッド車やプラグインハイブリッド車を販売することも違法となるらしい。

この法律は現在保有されている自動車には適用されないため、こうした車両は今後も引き続きオランダの路上を走行することが許される。それにしても、この計画は非常に大胆なものであるが、フォス議員は、実現すれば新型電気自動車(EV)の価格が低下して、より広い層の消費者がEVを購入できるようになるだろうと主張する。

フォス議員はまた、オランダにおける充電インフラをさらに強化する必要性を論じているが、幸いにも、これについては進展がある。欧州の代替エネルギー政策について情報や統計データを提供しているEuropean Alternative Fuels Observatory(EAFO)によれば、オランダには約2万基の充電ステーションがあり、これは英国とフランスの充電ステーションの合計とほぼ一致する。つまり、オランダにおける一人当たりの充電ステーションの設置数は英国及びフランスの約8倍ということになる。

不思議なことに、オランダでは純粋な電気自動車よりも、プラグイン・ハイブリッド車の方がはるかに売れているEAFOの統計を見ると、欧州における過去12カ月間のプラグイン・ハイブリッド車の新車販売台数では約30%をオランダが占める一方で、同時期のEV販売台数の同国が占める割合は約3%にとどまっている。

今年になってからオランダで販売されたEVの台数は、テスラ「モデルS」が約900台、日産「リーフ」は412台、その他のEVモデルは119台となっている。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー