アップルの電気自動車用リチウムイオン・バッテリーは、冷却装置が不要となる中空構造を採用?
アップルは、自動運転の電気自動車(EV)向けに、円筒型で中空構造を持つリチウムイオンバッテリーを開発しているらしい。韓国のITメディア『etnews』が、そのプロセスに詳しい人物の話として伝えている。このバッテリーは、内側部分が指2本ほどの入る空洞となっているのが特徴。通常のリチウムイオンバッテリーは内部が熱を持ち冷却装置が必要となるため、その点でこのバッテリーの方が優れていると考えられている。内側部分に熱ではなく、空気が流れるので冷却装置が不要となり、その分より多くのバッテリーを搭載することによって、パワーアップが見込めるというわけだ。

アップルはいつものように契約については言及せず、「Titan(タイタン)」と呼ばれる自動車プロジェクトについて沈黙を守っている。しかし、これがEVのプロジェクトである可能性は、韓国のバッテリー・メーカーが関わっていることからも明らかだろう。ただ、前述の『etnews』が伝えるところによると、このメーカーは従業員20人足らずの零細企業だという。

先月、アップルは長年同社の上級副社長を務めてきたボブ・マンスフィールド氏を、Tiatnのプロジェクト・リーダーに就任させた。マンスフィールド氏は、iMacやiPad、Macbook Airといった同社の製品開発を取りまとめてきた逸材だ。アップルはまた、彼に加えて元ブラックベリー社で自動車向けソフトウェア開発を率いてきたダン・ダッジ氏をこのプロジェクトへ迎え入れている

アップルは、自動車プロジェクトを拡大するため、さらに不動産を探しているようだ。サンフランシスコ・ベイエリアを扱う不動産投資信託会社のハドソン・パシフィック・プロパティーズは今年5月、アップルがこのプロジェクトのために80万平方フィート(約7万4,300平方メートル)ほどの敷地をシリコンバレーで探しており、これは競合のグーグルが探していた土地の倍の広さに及ぶと語っている。一方、サムスンやLG化学といったメーカーを輩出している韓国は、引き続きイリチウムイオン電池の開発を通してプラグイン車でも存在感を高めている。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー