モントレーで開催されるオークションに、フェラーリ「288GTO」が登場!
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米国カリフォルニア州で間もなく始まるモントレー・カー・ウィークを訪れる予定で、懐具合に余裕のある方は、多少の"おこづかい"を用意されることをお勧めする。週末に開催されるオークションに、メカム・オークションズからフェラーリ288GTO」が出品されるからだ。

ご存知ない方のために紹介すると、288GTOはフェラーリが1984年に発表したスーパーカーで、元々はFIAのグループBという速くて危ないレースの車両規定に合わせて開発された。しかし、1986年にグループBが廃止されたため、結局288GTOはレースやラリーに出場することなく、その開発で培われたノウハウは、あの「F40」に受け継がれることとなる。ミドシップに縦置きされた2.8リッターV8エンジンは2基のターボチャージャーを装着し、最高出力400馬力を発生。鋼管チューブラー・フレームのシャシーは、当時最新のカーボンファイバーとケブラー製ボディ・パネルで覆われている。

今回のオークションに出品される個体の総走行距離はわすが1万1,980km。オーナーがAutoblog編集部のスタッフだったら、この数倍になっていただろう。オプションとして用意されていたエアコン、オーディオ、パワーウィンドウが装備されているので、快適にドライブが楽しめるはずだ。ただ、パワートレインが生み出すサウンドが響き渡ることを考えると、オーディオは余計かもしれない。もっとも、当時の純正システムは、ラジオの他にカセットテープしか聴くことができない。この288GTOは1985年に米国に輸入されてから一度もレストアを受けていないというオリジナル・コンディションで、フェラーリ本社が発行した鑑定書も付いているという。

さて、このクルマを手に入れるには、一体いかほどの資金を用意すればよいだろうか。メカム・オークションズはこの288GTOの予想落札価格を200万~300万ドル(約2億300万~3億400万円)としている。クラシックカーの保険を扱うハガティー・インシュアランスでは同車の平均評価額を235万ドル(約2億4,000万円)としているので、これは妥当な価格と言えるだろう。世界的に有名な中古車情報誌『ヘミングス・モーター・ニュース』による査定価格を見ると、5年前には状態の良い車両でも65万ドル(約6,600万円)だった。それからずいぶん高騰したわけだ。なお、メカムズのオークションには他にも「F40」や「エンツォ」(2台も!)、さらに「599 SA アペルタ」という希少な跳ね馬が出品される予定だ。


By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー