VW「トゥアレグ」、ポルシェ「カイエン」、アウディ「Q7」の3車種に新たな排出ガス不正の疑惑が浮上
米国の調査員が、フォルクスワーゲン・グループの3車種のディーゼル車両から、排ガス浄化装置がセットした時間のみ作動し、自動で切れるように設定されたソフトウェアを発見したと、ドイツの『Bild am Sonntag』紙が報じている

その疑いのあるエンジンは、3.0リッターV6ディーゼル・ターボ「TDI」エンジンで、フォルクスワーゲンの「トゥアレグ」、アウディ「Q7」ポルシェ「カイエン」の3車種が該当する。これらの3車種は、昨年後半に米国では販売停止となっている。排出ガス規制検査の多くは20分程の時間で行われるが、これら3つのモデルが搭載するソフトウェアは、22分後に排出制御装置が切れるように設定されていた。検査の最中だけ作動させるという安直な狙いがあったようだ。

3.0リッターTDIエンジン搭載モデルは、より小さな2.0リッター直列4気筒TDIエンジン搭載モデルに向けて発表された大規模な買戻しやリコールの予定には含まれていないことを思い出して欲しい。3.0リッター・エンジン搭載車のリコール等は別途行われる予定だが、その時期がいつになるのか、またどのように行われるのかは分かっていない。先月、カリフォルニア州が3.0リッターTDIエンジンのリコール案を却下し、フォルクスワーゲンの提案は白紙に戻ったからだ。同社がカリフォルニア州向けとその他の地域向けと分けて2つのリコール案を出すことはないと思われるので、カリフォルニア州が受け入れるソリューションを見つけるまで、同社のリコールは進められないのだ。

米国環境保護庁(EPA)は、この報道に正式なコメントは発表しておらず、『Bild am Sonntag』がどのように情報を入手したのかは不明だ。しかし、この報道の後に何が起こるか、注意深く見る必要がありそうだ。


By Alex Kierstein
翻訳:日本映像翻訳アカデミー