Related Gallery:Caterham Seven 310

何よりも純粋なドライビング・エクスペリエンスを与えてくれるクルマを所有したいと望む人にとって、ケータハム「セブン」以上に完璧なクルマはないだろう。ケータハムは、スズキ製軽自動車用エンジンを採用した80psの「セブン 160」から、310psを誇るモンスター「セブン 620R」にいたるまで、多くのラインアップを提供している。そして今回、同社は「最もバランスの良い」という最新モデル、「セブン 310」を発表した。

セブン 310は基本的に、「セブン 270」のフォード製「シグマ」エンジンをベースに、新たなカムシャフトとマッピングを変更したECUで、最高出力を152hpまで引き上げたものだ。面白いことに、この新型モデルの製造は計画していたものではなかったという。フォード「フォーカスRS」のドリフト・モードが生み出された場合と同様に、このセブン 310は期せずして生まれたのだ。

同社によると、当初の計画ではセブン 270のオーナー向けに、レース用のアップグレード・パッケージとして提供する予定だったそうだ。しかし、完成したクルマで公道を走ってみた開発チームはその仕上がりが大いに気に入り、新型モデルとして発売することを決めたのだという。

同社のモータースポーツ&テクニカル・チーフ・オフィサーのサイモン・ランバート氏もこの結果には非常に満足しており、「今回のモデルは、まるで期せずして授かった赤ん坊のようで、嬉しい驚きです。すぐに、皆さんにも気に入っていただけるでしょう。予定していたことではありませんでしたが、もちろん、もはや変更するつもりはありません」とコメントしている。

なお、このセブン 310にはケータハムで初めてLEDヘッドランプがオプションで用意される。英国における販売価格は完成車両で2万4,995ポンド(約334万円)。すでに注文を受け付けており、納車は2017年初頭から始まる見込みだ。当初の予定通り、セブン 270のオーナーは1,495ポンド(約20万円)でアップグレードできる。


By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー