190km/hで走行中に突然火を噴き始めたフォード「シェルビー GT350 マスタング」
いくら電気自動車が台頭してきても、やっぱりクルマは"燃焼"しないと、と思う人も少なくないのではあるまいか。エンジン内部のみならず、エキゾースト・パイプから吐き出す炎なんて最高だ。しかし、炎が出てはいけないところから出てきてしまったら、最悪な状況へと一転する。2016年型フォード「シェルビー GT350 マスタング」のあるオーナーは、ジョージア州のローブリング・ロード・レースウェイで行われた走行会に参加中、この状況を痛感した。彼の愛車が約190km/hで走行中に突然火を噴き始めたのだ。

トリプル・イエローが鮮やかなGT350のオーナー、ジョー・チャールズ氏が愛車で2回目の走行会に参加したとき、悲劇は起こった。その日の最終セッションで、エンジン内部の部品が壊れ、大量にオイルが漏れ出してしまったのだ。このオイルが熱くなったエグゾーストに達した時、炎が出始め、あっという間に燃え広がっていった。これによって燃料パイプが破損したから事態は最悪に。クルマの底部と後部は炎で包まれた。その時のクルマの写真が彼のFacebookに投稿されている。

同氏によると、炎でブレーキ液は煮えたぎり、ペダルが溶けてしまったそうだ。ハンドブレーキを使おうと試みたが、ケーブルが切れてしまった。他に為す術がなくなり、約160km/hでターン1に向かいながら、ギアを1速に入れてクラッチを切ったという。どうにかクルマは停止し、チャールズ氏は無傷で脱出することができた。彼と何人かのスタッフによりすぐに火は消し止められたが、クルマは酷く損傷してしまった。

だが、悪いニュースばかりではない。フォードは黒焦げとなったこの2016年型GT350を、ピカピカの2017年型GT350Rに交換してくれるというのだ。同氏によると、フォードも地元のディーラーも、彼にとても良くしてくれているという。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー