フォード・オーストラリアは7月29日、メルボルン工場で最後となる「ファルコン・ユート」の生産を終えた。ここにまた、オーストラリアにおける自動車の歴史の一幕が閉じたのだ。

ユート(ute)と呼ばれるピックアップ・トラックのファルコンは、1961年2月の誕生以来、7世代にわたって46万7,000台以上が生産されてきた。フォード・オーストラリアは、最後の1台となるホワイトの「XR6」を、販売せずに自社で保有していく予定だ。オーストラリアの自動車情報サイト『Motoring』は、10月7日に予定されているセダンのファルコンの生産終了より数ヶ月先立ちユートの"死"が訪れたと伝えており、SUVの「テリトリー」も10月に生産を終えるという。それを以て、フォードは、90年続いたオーストラリアでの自動車生産を打ち切ることになる。

今後は、タイで生産しているピックアップトラックの「レンジャー」が、オーストラリア市場におけるファルコン・ユートのポジションを引き継いでいく。『Motoring』によれば、レンジャーは既にフォード・オーストラリアのトップセラー・モデルとなっているそうだ。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー