フライング・ミアータ が、V8エンジン搭載のND型マツダ「ロードスター」をついに発表
マツダの2シーター・コンバーチブルを小さな日本の「コルベット」に仕立て上げようと果敢に努力を続ける米国コロラド州のMX-5専門チューナー「フライング・ミアータ」が、ついにV8エンジンを搭載したND型「MX-5 ミアータ」(日本名「ロードスター」)を完成させた。同社はここ数ヶ月間、画像や動画で我々をじらしていたが、先週ついに実車が路上を走り始めたのだ。

現行のND型がリリースされた直後から、フライング・ミアータはGM製「LS3」エンジンをボンネットの下に押し込めようと作業を始めていた。同社は野性的なV8エンジン搭載のミアータを製作してきた歴史があり、ラグナットのようなほんの小さな部品からV8コンバージョン・キットまで販売しているが、懐具合に余裕があって面倒なことはやりたくない顧客には、完成させた車両をそのまま売ってくれる。価格は現在のところ未定だが、ベース車両価格プラス5万ドル(約513万円)程度になるだろう。

この完成車では、LS3エンジンが最高出力430hpを発生し(オプションで525hpも選択可能)、Tremec製「T56」6速マニュアル・トランスミッションを介して後輪を駆動する。リアのディファレンシャルはV8エンジンを搭載する「カマロ」用だ。そのほか、エキゾースト、サスペンション、ブレーキ、そしてドライブシャフト、クラッチ、フライホイールなどが交換され、ロールケージが追加されている。エンジンを換装しても、インフォテインメント・システムやアイドリング停止機構など、ほとんどの機能はそのまま作動するが、トラクション・コントロールは取り外されているという。また、電動式パワー・ステアリングは、可変レシオの油圧式に換えているそうだ。

フライング・ミアータによると、このV8エンジンを搭載したND型の車両重量は2,592ポンド(約1,176kg)で、市販されているMX-5の最も重いグレードよりもさらに200ポンド(約91kg)余り重くなっているという。ノーマルのエンジンと比べたら気筒数が2倍、排気量は3倍になっているにもかかわらず、LS3型V8は比較的小型で軽量なエンジンだ。その結果、前後重量配分は53:47に収まっている(2.0リッター・エンジンを積む米国仕様のMX-5は、ストック状態で52:48であるそうだ)。

現在はすでに受注を開始しており、来年初頭までに納車が始められる予定だという。詳しく知りたい方は公式サイトをご覧いただきたい。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー