【本日の質問】過去の名車から名前を受け継ぎ、最も評判を落としたクルマは?
フォードが1974年にそれほどスポーティでもない「ピント」をベースに「マスタング」のバッジを貼り付けた時が、マスタングの評判が最も地に落ちた時期だった。また、クライスラーが名高い「タウン&カントリー」の名称を、機能的ではあるが魅力のないミニバンに付けた時には、多くの人々ががっかりしたものだ。しかし、かつての名車から車名を受け継ぎ、最もその名前を汚したクルマといえば、1988年のポンティアック「ルマン」だろう。GMは落ち目に拍車がかかっていた大宇(デーウ)のコンパクトカーを韓国から米国に輸入し、この名前を付けて発売したのだ。


1960年代に「テンペスト」の上級グレードとして登場したポンティアック ルマンは、見た目も麗しいミッドサイズカーで、(当時としては)先進的なサスペンションと、パワフルなV8やオーバーヘッドカムの直列6気筒エンジンも搭載されていた。一方、大宇製のポンティアック ルマンの方はというと、窮屈で粗悪な安物クルマで、ルマンの名前に泥を塗るだけで終わった(注:ベースは韓国で生産されたオペル「カデット」でした)。それでも、競合するスズキ製のシボレー「スプリント」から売り上げを奪っている。


かつて名声を博したフルサイズ車「モントレー」の名前を、マーキュリー・ブランドで売られたミニバンのフォード「フリースター」に使ったのも確かに酷い話ではあったが、マーキュリーというブランド自体がその時点でもう先は長くなかった。筆者としては、ルマンの名前を永久に貶めたことが自動車史上最大の汚点だと言いたいが、皆さんはどう思われるだろう? 他にもそんなクルマをご存じだったら、ぜひコメント欄やTwitterFacebookで教えていただきたい。


By Murilee Martin
翻訳:日本映像翻訳アカデミー