フルモデルチェンジした新型ポルシェ「パナメーラ」は魅力的だ。自然と誰もが運転してみたくなる。実際に乗れるまでもどかしい時間を過ごす我々を繋ぎとめようと、ポルシェが実車の発売に先駈け、コンフィギュレーターを公開した。

コンフィギュレーターのレイアウトは先代モデルと同じだが、いくつかの重要な点が異なっている。新型パナメーラではあの馬鹿馬鹿しいオプションが姿を消した。エアコン吹き出し口のルーバーに貼られたレザーだ。だが、パナメーラがこれまでより手が届きやすいクルマになったというわけではない。Autoblog記者が選んだ仕様では、最も高額なもので19万4,000ドル(約1,982万円)近いし、さらに上を見ればきりがない。現在公開されているコンフィギュレーターでは、「4S」(10万950ドル~:約1,030万円~)と「ターボ」(14万7,950ドル~:約1,510万円~)で好みの1台を作り上げることができる。では早速、Autoblog US版記者たちが考えた理想のパナメーラをご紹介しよう。


Jeremy Korzeniewski
新車のポルシェを店頭表示価格で買う人などいないだろう。魅力的なオプションが多すぎるからだ。そこで私は、最もパワフルなエンジンのオプションを手に入れようとあれこれ節約する代わりに、「パナメーラ 4S」を選んだ。上級モデルの「パナメーラ ターボ」ではなく...。そしてこれに4万9,075ドル(約501万円)相当のオプションを付け加えて理想のパナメーラを作り上げた。

最終的な価格ではターボを手に入れることもできたかもしれない。しかし、それではスポーツクロノパッケージ、セラミックコンポジットブレーキ、21インチホイールといった筆者が望むオプションを付けることができないのだ。それらと引き換えに、最高出力440ps、0-100km/h加速が4.2秒、最高速度289km/hで満足することを学ばなければならない。

インテリアでは運転席と3つの乗員席を空調とマッサージ機能付きのシートにした。2トーン・カラーのレザー・インテリアで極上の室内を演出し、熱と音を遮断するガラスが静寂をもたらしてくれるだろう。ひとたび窓を開ければ、スポーツ・エキゾースト・システムのおかげで心地よいエンジン音が聞こえてくる。基本的に筆者のパナメーラはフル装備だ。ボディ・カラーには個人的に美しいと思うマホガニーメタリックを選んだ。総額15万25ドル(約1,530万円)。



David Gluckman
オプションはなるべく控えようとしたが、やはり難しかった。というより、無理だった。選んだボディ・カラーはブルー。美しい上に実際の路上で乗るのに現実的なカラーだ。標準装備のホイールは気に入らなかったので、20インチのパナメーラ ターボ用ホイールを装着。また、無償オプションでロゴなしを選択した。最近のポルシェは後部に入る文字が大きすぎる。このクルマがポルシェであるとそこまで主張しなくてもいいだろう。ロゴの削除は無料だが、実はこれを選ぶと自動的に390ドル(約4万円)の電動リアサンシェードが追加される。なんとも興味深い。

さらに2種類のパッケージ「スポーツ」と「プレミアム・プラス」を追加し、他にもいくつかオプションを加えてこの新型パナメーラ4Sは12万8,470ドル(約1,311万円)となった。値段はかなり上がってしまったが、少なくともロゴの削除には費用は掛かっていない。


Noah Joseph
パナメーラ ターボを選びたくなるのは当然だろう。基本価格は4Sの約50%増しといったところだ。BMWで例えるなら「4シリーズ」から高性能モデル「M4」にグレードアップしたようなものだろう。

それだけの差額を支払うことにより、エンジンのシリンダーは6本から8本に増え、最高出力も110ps向上する。0-100km/h加速は0.6秒短縮されて3.8秒で到達できる。もちろん、価格を気にしなければ素晴らしいモデルだ。私の場合、必死になって働き、フリーランス記者としての手取りに10万ドル(約1,024万円)ほど上乗せしたくらいのお金を稼ぐことができたらターボを選びたいが、最高出力440ps、0-100km/h加速4.4秒の4Sでも十分満足できると思う。

どちらのモデルにせよ、私ならボディ・カラーはミディアムグレー、インテリアのレザーはブラックとレッドの2トーンに仕上げる。そして21インチのマルチスポーク・アロイホイール、ブラッシュド・アルミニウムのトリムを装着した。さらにスポーツクロノ・パッケージも付けたいところだ。できればアクティブ・エアサスペンション、後輪ステア、スポーツ・エキゾーストが含まれるスポーツ・パッケージも追加したい。私の気難しい背中に合わせて電動調整式シートも外せない。カーボンセラミックブレーキも魅力的だが、約9,000ドル(約92万円)は厳しい値段だ(イエローのブレーキ・キャリパーも好きではない)。


Brandon Turkus
新型パナメーラにはナイトブルー・メタリックが最も似合う。これにイエローのブレーキ・キャリパーを備えたカーボンセラミック・ブレーキや21インチのスポーツデザイン・ホイールを装備。インテリアはシンプルなサドル・ブラウンのレザーにカーボンファイバーのステアリング・ホイールとダッシュパネルを組み合わせた。さらにプレミアム・パッケージやスポーツ・パッケージ、ブルメスター製3Dオーディオ、ナイトビジョンなども装備したら、総額19万3,585ドル(約1,978万円)になってしまった。ただし、車体後部に付く「ターボ」のバッジは外した。このクルマが550psであることは、周囲に私が知らしめてやるからだ。

Joel Patel
550psの4ドア・セダンなんて必要だろうか? 答えはもちろんイエスだ。新型パナメーラで高性能なターボを選ぶことは、昼食に食べるものを決めるより簡単だった。魅力を増したエクステリア・デザインを引き立てるために、ボディ・カラーにはサファイアブルー・メタリックをチョイス。ホイールは標準の20インチのままだ。これで十分だし、余計なコストは掛けたくない。最も大事なことである。

ブルーのボディにブラウンの内装を超える組み合わせはほとんど不可能なので、インテリアはサドル・ブラウンのレザーを選択し、乗り込む度に優しく身体を包んでくれるアダプティブ・スポーツ・シートを装備した。多くのポルシェはオプションを選んでいるとあっという間に怖ろしく高額になってしまうが、このクルマのパフォーマンスに最も興味があるので、倹約家の私はスポーツ・パッケージのみを追加した。総額15万5,070ドル(約1,582万円)。


Reese Counts
私が理想とするのはオプション満載のパナメーラ ターボだ。ポルシェと言えばシルバー、グレイ、ブラックが多すぎるので、ボディ・カラーはカーマイン・レッドを選んだ。マッサージ機能付きシートもレッドのレザーで統一し、ウインドウ周りや内装のトリムにブラックを組み合わせる。ブルメスター製オーディオも装備したので車内で快適な時間を過ごせるだろう。

パフォーマンス系のオプションも必須だ。なぜならこれはポルシェなのだから。スポーツクロノ・パッケージと、カーボンセラミック・ブレーキを装備する。その制動力が必要なほど飛ばすからではない。地元のクラブで友人達に黄色いキャリパーを見せびらかしたいからだ。21インチのホイールは911ターボと同じデザイン。車両価格約15万ドルに3万ドル近いオプションを加え、総額18万7,945ドル(約1,920万円)となった。


By Autoblog Staff
翻訳:日本映像翻訳アカデミー