ポルシェ、初の市販電気自動車「ミッションE」プロジェクトに人材を追加採用
Related Gallery:Porsche Mission E Concept: Frankfurt 2015

ポルシェは、完全電気自動車「ミッションE」の市販化に向け、昨年末に1,000人を雇用すると発表していたが、さらに400人を追加雇用することを明らかにした。新しい従業員の大半は、ドイツ・シュトゥットガルト郊外に位置するツッフェンハウゼンの工場勤務となり、それ以外は電動モビリティやスマート・モビリティ、車両のネットワーク接続技術、およびその他の関連分野に専念するという。

ミッションEの生産開始は4年先を予定しているが、ポルシェはこれらの雇用とは別にITスペシャリスト100人、クリエイティブ職50人、そして業界全体で推し進める制度の一環として、70人を超える実習生を募集中だ。

一方で、「911」シリーズのプロダクト・ディレクターを務めるアウグスト・アッハライトナー氏は、オーストラリアの自動車メディア『Drive』のインタビューに対し、911の電動バージョンを市販する計画は今のところないと回答した。「現時点における我々の見解として、911の電気自動車またはハイブリッド・バージョンを提供することは理に適っていない。911の狭いレイアウトでは(電動化するには)多くの不都合が生じるからだ」と語っている。

ポルシェは今のところ、バッテリーとモーターで走る911を市販するつもりはないようだが、アッハライトナー氏によれば、10年後あたりに実現する可能性はあるとのこと。同氏はまた、電動化された911に対する需要不足が、同車の開発に二の足を踏む要因だと指摘している。

だが、こうしたアッハライトナー氏のコメントは、ポルシェAGの最高財務責任者(CFO)ルッツ・メシュケ氏の先頃の発言に真っ向から対立する。メシュケ氏は今年3月、ポルシェのTwitter公式アカウントに投稿された動画の中で、911を含む全ラインアップにハイブリッド仕様を投入すると明言しているからだ。とはいえ、この大規模なハイブリッド化プロジェクトが始まる時期について、ポルシェは"近い将来"としているだけであり、具体的な期日には言及していない。


By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳アカデミー