大気汚染が深刻なインドのニューデリーで、旧いディーゼル車の登録が禁止に
インドの首都ニューデリーは、大気汚染の悪化に対処するため、旧いディーゼル車を閉め出すことに決めた。米国のエコカー専門情報サイト『Green Car Reports』によると、同市では10年以上前に製造されたディーゼル車の登録は抹消されるか、更新できなくなるという。ニューデリーは、世界保健機関(WHO)が今年5月に発表した、世界で最も大気汚染のひどい都市のリストで11位にランク付けされている。

インドの電力省、石炭省、再生可能エネルギー省を統括するピユシュ・ゴヤル大臣は今年3
月、インドの乗用車を2030年までにすべて電気自動車化する方針を打ち出した。既にインド政府は、2020年までに同国の路上を走るクルマの約700万台をハイブリッド車と電気自動車(EV)にするという目標を設定している。同政府はEV生産を促進するため、自動車メーカーに助成金の支給を始めており、EV充電ステーションの拡充も計画しているようだ。さらに同政府は、EVを頭金なしで購入できるようにして購入費用は燃料代の節約分で賄ってもらうという案も発表している。

ニューデリーは、近年世界各国で増えつつある、排出ガスまたは都市部交通量の削減を規制化している都市の1つである。パリでは1997年より前に製造された全ての自動車を対象に、7月1日から同市内への乗り入れを禁止する条例が施行された。これは、フランスの首都における温室効果ガスの排出量を2050年までに75%削減することを目的とした、大規模なプロジェクトの一環だ。この条例に違反したドライバーには35ユーロ(約4,000円)の罰金が科せられる。

一方、ロンドンでは、市の中心部に車両を乗り入れるドライバーに渋滞税がすでに課せられているが、来年から排出ガス規制ユーロ4の基準に満たない車両のドライバーには新たな料金も課せられることとなる。北京では来年から中国で最も厳しい排出ガス規制が設けられる予定であり、乗用車の燃料に含まれる硫黄の最大許容量を減らすことによって、20%近い排出ガス量の削減を目指している。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー