次期型日産「ジューク」は新アーキテクチャを採用し、ハイブリッドの設定も
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日産「ジューク」は、好き嫌いの分かれる特徴的なスタイルと運転の楽しさによって、米国では一定の成功を収めており、2011~2014年の販売台数は年間3万5,000台を上回っていた。しかし、サブコンパクト・クロスオーバーの市場にジープレネゲード」やホンダHR-V」(日本名:ヴェゼル)、マツダ「CX-3」などのライバル車が続々と投入された2015年になると、悪くない数字ではあるものの販売は2万7,000台にまで落ち込んでしまった。

英国の自動車メディア『Auto Express』によると、日産はこの奇妙な可愛らしさのあるクロスオーバーの販売力を取り戻すため、フルモデルチェンジを施す予定があると伝えている。最大の変更点は、もちろんエクステリアだ。日産の中村史郎CCO(チーフクリエイティブオフィサー)は、次期型ジュークも「エッジーで個性的」なクルマであり続けると語ったという。ただし、ジュークの賛否両論あるスタイルは少々変わってしまうようだ。『Auto Express』に掲載された次期型ジュークのレンダリング画像を見ると、現行モデルのトレードマークとも言える、バンパーに配置された大きなヘッドライトや、ずんぐりしたリアエンド、ブルドッグ風のスタンスといった特徴は残しつつ、大型SUV「ムラーノ」のスタイリングが組み合わされたような風貌となっている。

そして中身も大きく変更される。現行型ジュークには、2002年に登場した先代「マーチ」と共通する年代物のプラットフォームが採用されているが、それがルノー・日産アライアンスの共同開発したモジュラー型アーキテクチャに切り替えられると『Auto Express』では報じている。

次期型ジュークに採用される「CMF-B」アーキテクチャは、3代目「エクストレイル」や数多くのヨーロッパ市場向け日産ルノーのクロスオーバーを支える「CMF-CD」の小型車版にあたり、これによって新世代パワートレインの搭載が可能になる。1.0リッター直列3気筒ターボから1.5リッター直列4気筒ディーゼル、そして最高出力190ps程度を発生する1.6リッター・ガソリン・ターボに加え、ついにジュークにもハイブリッドが設定されるようだ。

「ハイブリッドなしでは、我々の排出基準を満たすのは非常に厳しい。ハイブリッドはほぼ必須だ」と中村氏は『Auto Express』に語っている。

日産は小型のハイブリッド・クロスオーバーを何年前から開発しており、2015年のフランクフルト・モーターショーには、シリーズ・ハイブリッドを搭載した「グリップス コンセプト」(画像)を出展している。これを考えれば中村氏の発言は驚くことではないだろう。

『Auto Express』によると、次期型ジュークはまず半年以内にコンセプト・モデルとして発表され、英国では2017年秋に販売開始となるという。

翻訳:日本映像翻訳アカデミー