アウディ、研究開発費を電動車両に多く割り当て、内燃機関は削減
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どんな時でも、自動車メーカーは今後の計画について我々に語りたがるものだ。YまでにXを発表する。新型AはBの国で最も売れる製品になる。そんなお決まりの売り文句はよく耳にする。しかし、我々が本当に気を留めて興味を抱くのは、自動車メーカーが口先だけでなく実際に行動に起こした時である。今、まさにアウディがそんな我々の期待に応えてくれそうだ。同社は2025年までにプラグインハイブリッドを含む電動車両を全体の売り上げの20~25%にまで押し上げるという計画を、実際に実行しつつある。

これに関して、同社の方針における2つの情報をロイターが報じている。まずアウディは研究開発(R&D)における予算の約3分の1を「電気自動車(EV)、デジタルサービス、自動運転車両」に割り当てる予定であるという。当然、予算の大部分を新技術に費やすということは、その他の分野を犠牲にするわけだ。もう1つの情報では、アウディが燃焼エンジンの開発コストを削減し、各販売国別に設定しているパワートレインのバリエーションも減らす方向であると伝えている。しかし、これ以上の詳細な情報はない。

ロイターによれば、ハイブリッド車とEVを合わせた年間売り上げ台数に順位づけすると、アウディは22位になるそうだ。メルセデス・ベンツは14位、BMWは12位となっている(もちろん、トヨタやレクサス、ホンダ、日産はさらにその上だ)。アウディの電動パワートレインを採用したモデルといえば、プラグインハイブリッドの「A3 e-tron」と、あとは「Q5」「A6」「A8」のハイブリッドくらいである。この乏しいラインアップを拡大し、販売台数の割合を引き上げるためには、かなりの予算を注ぎ込む覚悟が必要だろう。

アウディの電動車両の売り上げ向上計画に関する詳細は、間もなく明らかになると思われる。先日、ルパート・スタッドラーCEOはミュンヘンで2,000人以上の社員を集めて、今後の方針について会議を行った。会議は非公開だったが、参加した社員の口から情報が漏れ聞こえてくるかもしれない。聞き耳を立てておくことにしよう。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー