カンザス州の警察官が蒸し風呂状態の車内から子犬を救出
米国カンザス州メリアムの警察官が、蒸し風呂状態のSUVから子犬を救出した。地元のテレビ局『KSHB』によると、暑くなった車内に犬が閉じ込められていると通報を受けた警察官は、メリアムにあるホームセンターの駐車場に駆け付けたという。現場に到着した彼らは、プラスチックの牛乳箱に入れられた小さな黒い子犬が、ドアロックされた白いシボレー「タホ」の中にいるのを発見し、すぐにくさびと針金を使って運転席側のドアをこじ開け、解錠しようと試みた。

現場に居合わせたグレートプレーンズSPCA(カンザスにある動物福祉団体)勤務のスコット・プール氏は、子犬を救出しようとする警察官たちの姿を撮影。同氏はビデオを撮りながら、子犬は恐らく生後1~2カ月で、クルマの中に少なくとも40分はいたと解説している。また、当時の外気温はおよそ32~35度で、車内は54度もの高温になっていたのではないかと推測している。ビデオには映っていないが、警察官たちが子犬を救出しようとしている最中に、タホの所有者が現れてこの騒動に驚いたという。ドアを開けるためにキーを渡すよう求められると、彼女はその時はじめてキーを失くしていたことに気付いたそうだ。

「所有者の女性はひどく驚いていた。こうした問題を起こした人が見せる極めて典型的な反応だった」。「(犬を置き去りにするなんて)信じられない」とプール氏はビデオの中で話している。

警察官たちは最終的にクルマのロックを開け、子犬を助け出すことに成功。子犬の身体はすぐに冷やされ、健康に問題がないか検査が行われた。暑い車内に子犬を置き去りにした女性に対しては動物虐待の罪で出頭が命じられ、出廷が求められる。

米国獣医師会(AVMA)によると、毎年数百頭の犬が暑い車内に置き去りにされ、熱中症の1つである熱疲労により死亡しているという。窓を少し開けていたとしても、駐車中の車内はすぐに38度以上になると言われており、ペットにとって非常に危険な状態となるのだ。




By Jason Marker
翻訳:日本映像翻訳アカデミー