【ビデオ】米国IIHS、「コンパクトSUVのヘッドライトは眩し過ぎる」と酷評
米国道路安全保険協会(IIHS)がコンパクトSUV21台のヘッドライトを評価したところ、その結果は残念なものとなった。1台も最高ランクの「Good(優)」の評価を得ることはできず、フォード「エスケープ」ヒュンダイ「ツーソン」マツダ「CX-3」ホンダ「CR-V」の4台だけが「Acceptable(良)」と評価された。その他の17台は「Marginal(可)」や「Poor(不可)」という評価にとどまった。IIHSは、21台の中でもホンダ「HR-V(日本名:ヴェゼル)」のヘッドライトが最低で、マツダのCX-3が最も良かったと発表した。

ヘッドライトを評価するにあたり、IIHSのエンジニアは、ライトの光がどれだけ遠くまで届くか、照射距離を測定する特別な装置を使った。直進時、右側への急カーブ、左側への急カーブ、右側への緩やかなカーブ、左側への緩やかなカーブという、5つの異なる状況下で試験は行われたという。またIIHSは、ヘッドライトのロービームから明るさを評価し、ハイビームアシストの付いているクルマには加点をした。その結果、17台のSUVは「明るさに問題あり」とされたが、決して光が暗すぎたというわけではない。その逆に「眩し過ぎる光」を射出しているとされたのだ。というのも、SUVのヘッドライトは一般的な乗用車よりも高い位置に設置されていることが多いため、より下側に向けて照らすように設計される必要がある。17台の内の3台は、この眩し過ぎる光のせいで「Acceptable(良)」の評価を受けられなかった。

21台のSUVには、LEDやHID(高輝度放電ランプ)、ステアリングの操舵方向に合わせて光軸が動くAFSシステムなど、合計47の異なるヘッドライトの組み合わせがあった。最新の高価な機能を採用しているにも関わらず、これらのスモールSUVのヘッドライトは、IIHSが今年の3月に行ったミッドサイズカーの評価より、悪い結果となった。IIHSの最高安全評価「トップセーフティピック+(TSP+)」を獲るべく、来年こそは「Good(優)」や「Acceptable(良)」の評価が受けられるように、各メーカーは改善する必要があるだろう。




By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳アカデミー