Uber契約ドライバーの時給は1,400円以下?
Uberは、契約ドライバーたちはスケジュールを自由に選ぶことができ、自分のクルマを運転することでお金が稼げると常々主張している。2013年には『ウォール・ストリート・ジャーナル』に対し、典型的なドライバーは運賃として年間10万ドル(約1,050万円)以上を稼ぐと語っていた(現在、Uberはこの見積もりを再検討している)。しかし、100万件の運行記録に基づいた新しいデータと計算によると、実情は全く違うということが明らかになった。米国内の3つの主要マーケットであるコロラド州デンバー、ミシガン州デトロイト、テキサス州ヒューストンでは、Uberのドライバーの時給は平均時給の13.25ドル(約1,400円)にも満たないという。

これはオンライン上に流出した内部の料金モデリングのデータと、それを受けてUberが『BuzzFeed News』に提供した計算結果によるものだ。このデータは前述の都市における100万件以上の運行記録と、それに関わった数千人のドライバーに基づいている。Uberは、このデータは実際にドライバーが1時間にどれだけ稼げるかということを特定できるものではないとしているが、BuzzFeed Newsは独自の分析を実施。Uberの価格設定情報に関わっているソースが提供したスプレッドシートを調査し、ドライバーたちが実際にどのくらい稼いでいるかをより正確に弾き出したのだ。

その計算によると、昨年後半にUberのドライバーが1時間で稼いだ金額は、経費を差し引くとデンバーでは13.17ドル(約1,390円)、デトロイトでは8.77ドル(約926円)、ヒューストンでは10.75ドル(約1,135円)となる。これらの数字は、これまでUberが発表したどの数字よりも低いものだった。

当然ながら、Uberのドライバー全員が同じ額を稼いでいるわけではない。ドライバーとしての経験や場所、稼働する日など様々な要素によって異なる。BuzzFeed Newsのデータは、以下のような想定に基づいている。契約者が1万6,000ドル(約169万円)で購入したクルマを走行距離25万マイル(約40万2,300km)まで乗ると仮定すると、減価償却費用は1マイルあたり6.4セント(およそ1kmあたり4円)。ガソリン価格が1ガロン1.75ドル(47.4円/L)で、燃費が1ガロンあたり25マイル(約10.6km/L)だとすると、ガソリンにかかる費用は1マイルあたり7セント(およそ1kmあたり4.5円)。そしてメンテナンスや保険、その他諸々の費用が年間3,000ドル(約32万円)と見積もっている。

もっと詳しく知りたい方は、BuzzFeed Newsのサイトをご覧いただきたい。


By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳アカデミー