ランドローバー「ディフェンダー」が、熱心な大富豪の手によって復活?
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今年1月、ランドローバーは「ディフェンダー」の生産を終了した。他の長寿モデルと同様、ディフェンダーは自動車に対して強まる当局の規制にとうとう屈したのだ。しかし67年間も生産されている間に、人々はこの箱型の野獣を愛するようになった。そして今、少なくとも1人の裕福な愛好家が、ディフェンダーを復活させることを考えているらしい。

英国の日刊紙『The Times』によると、化学産業で財を成した大富豪ジム・ラトクリフ氏が、ジャガー・ランドローバーの経営幹部と会い、ディフェンダーをタタ・モーターズから切り離すことについて話し合ったという。ただ、同氏の関心が車両の生産施設だけにあるのか、それともディフェンダーの名前も含めた知的資産にあるのかは定かでない。

ランドローバーが遠からずディフェンダーの後継車を市場に送り出すつもりであることは周知の事実であるから、それを考えると今回の話は実に興味深い。この新型車は先代に比べると、大幅に武骨さとオフロード色が薄められ、よりオンロードの快適性を強めたものになると思われている。つまり、ランドローバーが意図する後継車を製造するのに旧モデルの生産設備は必要ないだろうから、ケータハムがロータスから「セブン」の生産設備と権利を買い取って現在もこれをベースとした軽量スポーツカーを作り続けているように、オリジナルを継続生産したいと考えている人に旧い生産設備を売り渡すことは十分考えられるわけだ。しかし、ランドローバーがディフェンダーの名前まで売ってしまうことになったら驚きだ。その後継車の販売に際しても、これまで培われてきた名前の価値を大いに活用できると思われるからだ。

とはいえ、たとえ名前が変わってしまうとしても、クラシックなディフェンダーの継続生産モデルが実現するというのであれば、文句は言うまい。


By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー