マツダといすゞ、次世代ピックアップ・トラックのOEM供給に合意
マツダがこのほど20年以上にわたるフォードとの提携関係を解消すると発表した。両社の共同開発による最後のクルマは、「フォード・レンジャー」をベースとするピックアップ・トラック「BT‐50」となる。このBT‐50の生産終了後、マツダはいすゞから次世代ピックアップ・トラックのOEM供給を受けることを明らかにした。

マツダがフォードのオーストラリア部門と共同開発したBT‐50とフォード・レンジャーは姉妹車の関係にあるが、どちらもこれまで日本や米国では販売されていない。

いすゞは2009年に米国の乗用車市場から撤退したが、商用車の販売は続けている。ゼネラルモーターズ(GM)と長期にわたって複雑な提携関係を続けており、シボレー「コロラド」やGMC「キャニオン」に搭載されているディーゼル・エンジンを共同で開発した。一部の市場では、シボレー コロラドをベースにした「D-MAX」というモデルの販売を行っている。

今のところ、マツダといすゞの提携に関する詳細は不明だ。プレスリリースには「いすゞ製の次世代ピックアップ・トラックをマツダにOEM供給することで基本合意しました。」と簡潔に記されている。実は、両社がトラックの分野で提携するのはこれが初めてではない。2004年から、マツダはいすゞが生産する商用トラック「エルフ」のOEM供給を受け、「タイタン」という車名で販売している。

米国のピックアップ・トラック市場に新しいメーカーが参入するのは歓迎だが、このいすゞ製次世代トラックが販売される見込みは薄く、そのような計画も発表されてない。しかし、今後数年以内にフォードがレンジャーの新型を米国で生産・販売すると一部報道があったことから、どうやらマツダと袂を分かったフォードが新型ピックアップ・トラックを投入する可能性はありそうだ。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー