クリス・エヴァンス、『トップギア』降板について語る
クリス・エヴァンスは、英国BBCの自動車番組『トップギア』から降板したことや、1990年代に起こしたとされる性的暴行事件についての捜査について、これまで沈黙を続けていた。エヴァンスは自身のTwitterでトップギア降板を報告した後、テニスに関するツイートなどを数件投稿しただけだったが、このほど発言の場をTwitterから英国タブロイド紙『The Daily Mail』のコラムの投稿に移したようだ

リンクをクリックして読んでみよう。メルセデス・ベンツ「Sクラス カブリオレ」の魅力的な批評はとりあえず無視し、トップギアに出演したことに関して上品で丁重に述べている部分に注目したい。司会として登場したのはわずか6エピソードだけだったが、自分自身のベストを尽くしたことを強調しつつ、「大変光栄で、ありがたいことであり、非常に楽しかった」と記している。

またエヴァンスは次のように書いている。「私は丸い穴を塞ごうとした四角い栓だったのだろう。無理に型にはめるべく叩いて押し込むことはできるが、それをやめると、宇宙の原理に則って、穴から弾けて飛び出てしまう。つまり"そういう使われ方をするようにできていなかった"ということだ」。

『トップギア』の出演者やスタッフへの謝辞を述べた後、エヴァンスはおそらく新司会者になると見られているマット・ルブランを熱烈に称賛している。二人の相性が非常に悪く、その関係も凍り付いていたと伝えられていることを考えると、エヴァンスの言葉は温かく、友好的で、思った以上にルブランを支持するものであった。

「マット・ルブランが立派な人物であり、熱狂的な自動車マニアであると私は思っているが、皆さんにもそう納得してもらいたい。彼は『トップギア』のキャプテンとしてこの番組を背負っていくべき人物だ。番組の手足を操る完璧な胴体なのだ。睡眠や食事や呼吸するのと同じように、エンジンやプロペラシャフトやドリフトの夢を見るほどクルマ漬けの生活を送っているのは勿論、彼の圧倒的な知識に衝撃を受け、まさしくプロだと思った」とエヴァンスは記している。

「彼は仕事中に一度も時計を気にしたことはないし、遅刻をしたこともない。台本は完璧に頭に入れている。特に素晴らしいと思うのは、このような緊迫した現場でも、彼はいつもそこに居る全員、特にスタッフと過ごす時間を大切にすることだ」。

エヴァンスはSクラスのレビューについて書いた後、気の利いた言葉を用いてこう締めくくっている。

「『トップギア』がうまくいかなかったのは非常に残念だ。これからも引き続き番組に携わっていきたかった。だが、どうしようもなくなるまで必死にしがみつくより、笑顔で身を引く方が断然良い。そうだろ?」


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー