メルセデス・ベンツ、テスラに対抗する高性能EVセダンをパリ・モーターショーで発表か
テスラモーターズのイーロン・マスクCEOは、かつてメルセデス・ベンツの親会社ダイムラーから投資を受けたことで会社が救われたと語った。そして現在、メルセデス・ベンツはテスラの市場に進出して同社を打ち負かそうと目論んでいる。しかし我々は両社ともに十分な見込みがあるとみている。

オーストラリアの自動車情報サイト『Motoring』の取材にメルセデス・ベンツ・オーストラリア・パシフィックの取締役デヴィッド・マッカーシー氏が語ったところによると、メルセデス・ベンツは9月29日に開幕するパリ・モーターショー 2016で、高性能EVセダンのコンセプトカーを公開する予定であるという。それは前後に電気モーターを搭載する4輪駆動で、航続距離は500kmと、テスラ「モデルS」に匹敵する優れた性能になるそうだ。マッカーシー氏は、テスラにとって「よい刺激になるだろう」と述べている。メルセデスはこのEVを2018年に市販化し、価格は1,500万円〜2,000万円程度になると見られている。

マッカーシー氏はメルセデス・ベンツの長い歴史や、これまで予定通りに製品を発売してきた優秀な実績についても語っているが、しかし、よりハイエンドなEVの需要に関して、少なくともオーストラリアでは他国に比べて悩みの種があることを認めている。オーストラリアは都市間の移動距離がとても長いため、航続距離について不安視せざるをえないというのだ。

これまでメルセデス・ベンツが開発したEVは、「Bクラス エレクトリックドライブ」と2シーターのスマート「フォーツー エレクトリックドライブ」のみである。今年5月、メルセデス・ベンツは2020年までに4台の新型EVを開発するという報道があった。その内2台は先述のモデルを含めてセダンであり、残り2台はSUVになるという。いずれも航続距離は少なくとも400kmを超える性能になるとのことだ。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー