スマートフォンと連動するナビ機能付き自転車用ベル「Blubel」
サイクリングは一般的に健康的でストレスの少ない移動手段だと考えられているが、住んでいる場所や走る場所によってはストレスを感じる場合もある。騒音がひどく、混雑した通りでは、知らない場所に向かう場合は特に、自転車での移動が難しいと感じることもあるだろう。スマートフォンのナビゲーションを使用すると、向かっている方角が正しいかどうかを確認するため、頻繁に止まる必要があるから厄介だ。さらに、ナビゲーションアプリはルートを決める際に、サイクリストが遭遇しそうな問題や危険を必ずしも考慮に入れてはいない。英国ロンドンのスタートアップ、Blubel Tech社が開発した「Blubel」の狙いは、そういった問題を解決することだ。

シンプルなデザインにスマートな解決法を収めたBlubelは、自転車のハンドルバーに取り付けることができる小さなBluetooth対応機器で、自転車専用のクラウドソーシングによるナビゲーション・システムと、通常のベルとしての機能を併せ持つ。スマートフォンと接続すれば、移動中に道順や方角を指示してくれる。つまり、スマホで目的地を入力するだけで、最後まであなたを安全に導いてくれるのだ。もし間違った方向に進めば、他のナビゲーション・システムと同様、ルートを検索し直す。そして、目的地に着いたら、Blubelは自転車を停めた場所も覚えていてくれる。

また、ベルを鳴らす度にクラウドソーシングが作動する。BlubelはWaze社のカーナビアプリ「Waze」と少し似ているが、形状は大分異なり、サイクリストのために特別にデザインされているのが特徴である。ユーザーがベルを鳴らした場所をクラウド上に記録することにより、渋滞情報や危険の潜む場所を他のユーザーに警告し、またルート検索の際にはこのデータを参照してそういった障害を回避するルートを選ぶ。おそらく最後には移動が楽しくなっているはずだ。

使い方はとっても簡単。ハンドルに取り付けたBlubelを一目見れば、目的地の方向や、曲がるべき場所を確認できる。本体には、円形の周囲に12個のLEDライトが設置されており、点灯した青色ライトが示すのが目的地の方角となる。そして、曲がり角が近づくと緑色ライトが点滅(右回りか左回りに)し、ブザーと併せて曲がるべき方向を知らせてくれる。障害物や渋滞があれば、黄色ライトが点滅する仕組みだ。

もちろん、好みに応じて、アプリのカスタマイズもでき、お気に入りのルートや場所の設定が可能だ。ユーザー同士でシェアされる道路情報により、工事現場や大気汚染などを避けサイクリングが楽しめる。さらには、このアプリで走行時間や距離、平均速度、消費カロリーを記録することも出来るのだ。

Blubelは、IBMや欧州宇宙機関「ビジネスインキュベーターセンター」などの企業家を支援するプログラムからもサポートを受けているが、製造業者を確保し、生産ラインを整え、より多くのフィードバックを得るため、「Kickstarter(キックスターター)」でクラウドファンディングによる資金調達を始めている。このキャンペーンを通して、50ポンド(約6,800円)を支援すれば、標準のカラーである黒色(シルバー色の台座と取り付けパーツが付いてくる)のBlubelが1個もらえる。ちなみにこれは希望小売価格より15ポンド(約2,000円)の割引になる。さらに15ポンドの追加支援で、限定カラーの5色の中から選択が可能(ゴールドかシルバー色の台座が選べる)だ。発送は、2016年12月を予定している。Blubeに関するより詳しい情報は、公式サイトと以下のビデオをご覧いただきたい。




By John Beltz Snyder
翻訳:日本映像翻訳アカデミー