【ビデオ】オーストラリア人夫妻、所有するダッジ「ジャーニー」に不満を募らせ戦車で破壊!
所有するダッジ「ジャーニー」があまりに何度も故障するため、苛立ちを募らせたオーストラリア人のある夫婦が、退役した戦車を使って同車を破壊した。

オーストラリアの自動車情報サイト『Drive』によると、ケイトとジョーのマスターズ夫妻が所有していた2010年式ダッジ・ジャーニーは、機械面と電気系統の問題に悩まされた忌々しいクルマだったという。フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)とダッジ・オーストラリアに何度も修理を依頼したが改善されず、とうとう2人は諦めることにしたのだ。夫妻はクイーンズランドの消費者支援活動家のアシュトン・ウッド氏と組み「破壊イベント」を開催。まず大きなハンマーで叩き壊し、石を投げつけ、挙句に退役した戦車「センチュリオンMk.5」を登場させ、モンスタートラック競技のように悲運のダッジを踏みつぶしてしまったのである。

FCAは、今回問題となったクルマとそれを取り巻く改善策などの経緯に関して、夫妻の数々の主張に異議を唱えている。その中で同社は、このクルマが正規ディーラー・ネットワークの外部でサービスを受けていることと、夫妻がクイーンズランド民事行政審判所とオーストラリア競争・消費者委員会によって設立された消費者のための正式な苦情窓口を通していないことを挙げている。夫妻は同社からの接触を遮断し、実車を調べさせてほしいというメーカーの要求にも応じなかったとされている。

FCAは、「保証期間の過ぎていたお客様のクルマを無料で修理し、純正パーツを無料で提供する提案など、積極的な対応を試みた」と声明を発表、「ダッジ・オーストラリアも今回の問題解決に意欲的だった。しかし、2011年購入で走行距離が10万km以上、製造上の欠陥も知られておらず、さらにはオーナーの主張を裏付ける証拠も提出されていないクルマに対して、4万3,000豪ドル(約330万円)の払い戻し要求には応じられなかった」と述べている。

この「戦車イベント」に関わったクイーンズランド州選出のグレン・ラザラス連邦上院議員(当時)は、オーストラリアのドライバーには自動車のディーラーやメーカーに対する消費者保護の改善が必要であるとし、「世界の国々では、欠陥車に関する消費者保護法が制定・施行されている。オーストラリアでも同じことが起こるべき時だ」と語った。

ちなみに、不満を表すために公共の場でクルマを破壊するのは、決して新しい事ではない。中国ではディーラーでの不当な扱いに不満を募らせたランボルギーニ「ガヤルド」のオーナーが、愛車をハンマーでボコボコにしたこともあった。




By Jason Marker
翻訳:日本映像翻訳アカデミー