Acura NSX GT3 Racecar
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アキュラは何年も掛けてゆっくりとかつドラマチックに「NSX」を発表してきた。市販モデルの全貌が明かされる前に、多くのコンセプトカーやティーザーが公開されてきたのだ。だが、レース用モデルについてはまた違う物語が用意されている。7月7日、FIA(国際自動車連盟) のGT3規定に合わせて開発された「NSX GT3」がベールを脱ぎ、カーボンファイバーの素材が剥き出しのボディを披露した。

このNSX GT3が公道仕様のNSXと異なるのは、ボディに塗装が施されていないという点だけではない。レース用車両ではハイブリッド・システムを搭載しないため、3.5リッターV6ツインターボ・エンジンが後輪のみを駆動する。ボディには大型リア・ウイングやディフューザーが装着され、フロント・フードに大きなベントが開けられている。

ハイブリッド・システムは除去されたが、NSX GT3は市販モデルと同じエンジンブロック、ヘッド、バルブトレイン、クランクシャフト、ピストン、ドライサンプ式オイル潤滑システムを使用するという。トランスミッションは市販モデルの9速DCTとは異なり、レース用の6速シーケンシャルとなる。

NSX GT3の初期開発は日本のホンダのレース・エンジニア達が主導し、日本や欧州の様々なサーキットでテストを重ねて来たという。その後、カリフォルニア州サンタクラリタにあるHPD(ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント)が開発とテストに加わり、今年の秋に最終的なFIA GT3の認証取得も行うことになっている。市販モデルのNSXと一緒に、このNSX GT3も米国オハイオ州の工場で製造される予定だ。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー