北米日産、マイナーチェンジした「パスファインダー」を発表
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日産の海外市場向けSUV「パスファインダー」は、角張った初代(日本では当時「テラノ」の名前で売られていた)のデビューから今年で30周年を迎える。これを機に、日産は2012年に発売された現行型に改良を施し、よりたくましく、よりパワフルになった2017年モデルを米国で発表した。

この2017年モデルはマイナーチェンジであり、完全な新型にフルモデルチェンジしたわけではない。そのため、2016年モデルと多くの点が共通している。スタイルは基本的に同じだが、フロント・フェイスには大掛かりな変更が施され、ヘッドライト、テールライト、フォグライト、デイタイム・ランニング・ライトも新デザインとなった。「Vモーション」と呼ばれるフロント・グリルのクロームがバンパーに食い込み、わずかに高くなったボンネットと調和している。全体的に顔つきは従来型よりタフな印象となった。とはいえ、昔のボディ・オン・フレーム構造を採用していた旧型とは似ても似つかない。

中身は2012年に発売された当初とほとんど変わっていない。ただし、上位グレードには衝突回避軽減ブレーキなどの先進安全技術が搭載された。サスペンションの剛性がわずかに強化され、ステアリングにも調整が施されたというが、4輪駆動システムに変更はない。

機械面における最大の変更はボンネットの下にある。日産は3.5リッターV6エンジンが完全に新開発されたものではないと認めているが、燃焼室の形状やピストン、インテーク・マニフォールド、e-VTC(電子制御式連続可変バルブタイミングコントロール)、直接燃料噴射システムなど、56%以上の部品が新しくなっているという。これにより最高出力は260hpから284hpに、最大トルクも34.5kgmから35.8kgmに向上した。エンジンの直噴化に加え、エクステリアの変更から空気抵抗係数が下がったため、パワーアップにも係わらず燃費は従来と変わらないそうだ。また、出力が向上したことで牽引力は何と1,000ポンドも引き上げられ、クラス最高レベルの6,000ポンド(約2,721kg)を達成したという。

インテリアはコンソールがリデザインされ、より大型になった8インチ・タッチスクリーン式インフォテインメント・システムが搭載された。「NissanConnectナビゲーションシステム」の使用も可能だ。事前に申し込めば緊急時のサービスやリモートアクセス、シリウスXMによる衛星ラジオ・サービスの「Traffic」を3年間利用できる。

価格は発売予定の9月が近づいたら公表されるようだが、日産によれば2016年モデルと同程度になるそうだ。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー