【ビデオ】実験:テスラ「モデルS」の自動運転機能は、実際に歩行者を避けられるか?
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あるテスラ「モデルS」のオーナーが、同車に搭載されている自動運転機能のテストを行った。実際にいる人間を避けるために、ブレーキが作動するかどうかを試したのだ。YouTubeでは「KmanAuto」というユーザー名で知られるこのテスラ・オーナーは、友人の"マイク"を歩行者として想定し、実験を行っている。この5分間の動画をご覧になればお分かりのように、モデルSは、なんと3つのテストのうち1つしか成功できなかった。幸運にもマイクは足が速かったので事なきを得た。

電気自動車に関する情報サイト『Electrek』によると、奇妙なことにテストで唯一完璧に作動したのは、最も"自動化"された機能である「Summon(召喚)」だったという。これはオーナーが遠隔操作でクルマをゆっくりと走らせることができる機能で、自動的にブレーキとステアリングを操作し、歩行者を避けることができた。

続けて、自動運転機能「オートパイロット」の最低速度である18mph(約29km/h)で、「トラフィック・アウェア・クルーズ・コントロール(TACC)」機能と「オートステアリング」機能の2つをテストしたが、ここではテスラの人工知能は当てにならないことが分かった。これら2つのテストでは、歩行者に衝突しそうだとドライバーに知らせるために計器盤が光り警告音を発したものの、ブレーキは自動で作動しなかった。

「クルマを減速または停止させるという点では失敗だった。状況によって異なるだろうが、この場合には安全機能は働かなかった。しかし、私が乗るクルマの前方に他の車両が割り込んできた時には、緊急ブレーキが作動した」とKmanAutoはYouTubeに投稿している。

テスラのモデルSとモデルXには、フォワードビューカメラ、レーダー、360度超音波センサーが装備されているが、オーナー向けマニュアルや公式の発表では、開発中のソフトウェアによる自動運転機能は、衝突回避をこれに頼るべきではなく、車両を操作する最終的な責任はドライバーにあると明記されている。ぜひ、動画を見てこの事実を確かめてほしい。



By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー