ポルシェ、7年ぶりにモデルチェンジした新型「パナメーラ」を発表
ポルシェは6月28日、ベルリンで新型「パナメーラ」を発表。日本での販売価格も明らかにされた。

2009年に登場した初代から7年ぶりにモデルチェンジされたポルシェの4ドア・セダンは、特にクーペのような後ろ姿が、これまで以上に同社のアイコン的スポーツカー「911」との関連を思わせる。ポルシェでは、そのデザインを「一目でパナメーラと分かること。そして、これまでパナメーラが持っていた特徴をさらに強化し、ウィークポイントであった点はすべて解消したもの」と表現している。フロント・バンパーのデザインも911によく似ているが、ル・マン優勝車のように4点が輝くLEDヘッドライトは独自性を強調。ボンネットに入る2本のキャラクター・ラインや、フロント・ホイールアーチ後方のスリットなどは、先代から受け継ぐパナメーラの特徴だ。全長5,049mm × 全幅1,937mm × 全高1,423mm〜1,427mmというサイズは、先代より34mm長く、6mm幅広く、5mm〜9mm高い。ホイールベースも30mm延長されて2,950mmとなった。



欧州では11月となる発売時に、まず投入されるのは「パナメーラ 4S」と「パナメーラ ターボ」という4輪駆動の2モデルのみ。パナメーラ 4Sは、排気量2,894ccのV型6気筒ツインターボが、最高出力440ps/5,650〜6,600rpmと最大トルク56.1kgm/1,750〜5,500rpmを発生し、8速となったデュアルクラッチ式「PDK II」トランスミッションが組み合わされる。0-100km/h加速は4.4秒だが、オプションのスポーツクロノパッケージを装着すれば4.2秒に短縮される。最高速度は289km/h。NEDC(新欧州ドライビング・サイクル)による燃費は8.2〜8.1リッター/100km(約12.2〜12.3km/L)。日本における販売価格は消費税込み1,591万円と発表された。



高性能版のパナメーラ ターボは排気量3,996ccのV型8気筒ツインターボを搭載。最高出力550ps/5,750~6,000rpm、最大トルク78.5kgm/1,960~4,500rpmを発揮する。トランスミッションはこちらも8速ATで、0-100km/h加速は3.8秒(スポーツクロノパッケージ装着時は3.6秒)、最高速度306km/hと発表されている。状況に応じて4気筒分のシリンダーを休止させる「アダプティブ シリンダー コントロール」をポルシェで初めて採用し、燃費は9.4〜9.3リッター/100km(約10.6〜10.7km/L)。日本での価格は2,327万円。なお、この新型パナメーラ ターボはドイツ・ニュルブルクリンク北コースで「ラグジュアリー・セダン最速」の7分38秒というラップ・タイムを記録したという(文末のビデオを参照)。



先代の同名モデルよりいずれも排気量を縮小しながら、よりパワフルになり、燃費も改善されている。そして価格が少し(といっても数十万円という単位だが)高くなった。



シャシーには、リアアクスルステア、アクティブロールコンペンセーション、3チャンバーエアサスペンション、4Dシャシーコントロール システムなどの新機能を搭載し、「快適性と安全性を大きく向上」させたという。安全面に関しては、人や大型動物を検知する熱探知カメラを使用した次世代の運転支援システム「ナイト ビジョン アシスタント」も新採用されている。

車内では計器パネルに組み込まれた2つの7インチ・ディスプレイと、センターコンソールに装備された12.3インチの大型タッチ・スクリーンが特徴的な「ポルシェ・アドバンストコックピット」を採用。「スマートフォンの様な操作性」による「直観的な操作が可能」になった。また、「ポルシェ コミュニケーション マネージメント システム」と呼ばれる独自の最新インフォテインメント・システムや、ネットワークやスマートフォンと接続する「ポルシェ コネクト」も採用されている。

以上の2モデルについては、日本では7月28日より受注開始。プラグインハイブリッドや後輪駆動モデルを希望する方はもう少し待たされることになりそうだ。詳しい情報は以下のURLから、画像が充実した公式サイトをご覧いただきたい。


ポルシェ ジャパン 公式サイト:「パナメーラ」
http://www.porsche.com/japan/jp/models/panamera/