【ビデオ】冷凍チキンの販売からスーパーカーの開発へ、ケーニグセグ氏が成功への道のりを語る
ケーニグセグは、世界でもっとも意外性に満ちたスーパーカー・メーカーだ。このスウェーデンの小さな自動車メーカーがブガッティ「シロン」に対抗できるクルマを生み出すなど、一体誰が想像していただろう? 今回は、ケーニグセグの創設者であるクリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏が、自動車製造業を始めた理由から興味深い逸話まで、ケーニグセグの歴史を語った映像をご紹介しよう。

19歳のケーニグセグ氏が最初に始めたビジネスは、商社だった。冷凍チキンを始め、ありとあらゆるものを扱ったという。そして3年後、彼は自分に問いかけた。「私が本当にやりたいこととは何だろう?」。その答えが、彼の将来を大きく変えることになる。「それは、自動車を作ることだ」と。

「もし今これをやらなければ、きっと一生やることはないだろう。私はまだ若い。(自動車製造業は)険しい道で、多くの人々が失敗している。成功することはほぼ不可能に近い。でもこれは最高の挑戦になる。自分もいつかは死ぬのだし、そう思えば失うものなど何もないはずだ」。これが、ケーニグセグ氏が語った当時の心境だ。

当初、ケーニグセグ氏は商社で蓄えた費用を使って、1年ほどで1作目のプロトタイプを完成させるつもりでいたらしい。だが実際には市販化まで8年という月日がかかり、開発費用も30名ほどから投資を受けることとなった。90年代後半に、スウェーデンがIT産業で潤っていたのは幸運だったと言えるだろう。

同氏は始めの段階から、他にはないクルマを作らなければならないと自覚していたようで、「(自社で作るクルマには)特別な機能を持たせる必要があった」と話している。同社初のモデル「CC8S」が着脱及び収納可能なハードトップを装備していたのは、そういう理由からだったのだ。確かに、そんなスーパーカーはそれまで存在していなかった。このような珍しい特色は今も同社の魅力として引き継がれている。同氏の言う「我々は他の誰にもできないことをやっている」という言葉こそ、ケーニグセグのクルマが売れ続ける主な理由だろう。同社のクルマが持つ独自の強みは何と言っても、1,500hp以上の最高出力を誇る「レゲーラ」に見られるような、桁外れの馬力と卓越したパフォーマンスだ。

ぜひ映像で、ケーニグセグ氏本人の口から語られる同社の軌跡をご覧いただきたい。1メガワットの最高出力を発揮する世界初の"メガカー"の話や、フローリングで巨万の富を"儲け損ねた"話、そしてCEOとして心がけている成功の秘訣など、見どころが盛りだくさんだ。




By Michael Austin
翻訳:日本映像翻訳アカデミー