マクラーレン、サーキット走行用の新型モデル「570S スプリント」をグッドウッドで発表!
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サーキット専用に開発されたマクラーレンのステアリングを握ることを夢見ている人に、絶好の1台が登場した。6月23日に開幕したグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、新しい「570S スプリント」と呼ばれるモデルが発表されたのだ。

P1 GTR」や「650S」のスプリント・モデルと同様、570S スプリントは裕福なアマチュア・レーサーがサーキット走行を楽しむためのモデル。実際にレース出場を目的としていないため、レギュレーションの制約は受けない。マクラーレンのエントリー・レベルである「スポーツ・シリーズ」の「570S クーペ」をベースとしているが、公道使用における快適性と実用性を重視した「570GT」とは正反対のアプローチを取る。

アグレッシブさを増したフロント・バンパーの裏側には、GT3マシンの技術を応用し冷却性能を高めた新型ラジエターを装備。フロントスプリッターとアンダーボディは「570S GT4」から受け継がれている。カーボンファイバー製の大きな固定式リア・ウイングなどによって、スポーツ・シリーズでは最大のダウンフォースが得られるという。

コックピットはもちろんサーキット走行に不要な装備が排除され、FIA(国際自動車連盟)認定のロールケージやレースカー用の6点式ハーネスを備えたバケットシート、消火システムが追加されている。ダブルウィッシュボーン式サスペンションとアンチロールバーは公道仕様車と共通だが、これにセンターロック式鍛造マグネシウム製ホイールとピレリ製スリック・タイヤを装着。ミドシップに搭載された3.8リッターV8ツインターボ・エンジンの詳細なスペックは公開されていないが、マクラーレンによれば「パワーとトルクは、ドライバーの満足を究極的なレベルまで引き上げるように最適化されており、最高のエンジン音も楽しめます」とコメントしている。エンジン音については、是非映像でチェックしていただきたい。

販売開始は来年になる予定で、英国での販売価格は14万8,000ポンド(約2,070万円)から。公道モデルでも、オプションを少し追加するだけで、すぐにこのくらいの値段になるだろう。一方、スプリント・バージョンのオプションには、サーキットで素速くタイヤ交換できるオンボード・エアジャッキや助手席の追加、同社のカスタマイズ部門マクラーレン・スペシャル・ オペレーションズによる様々なボディ・カラーなどが用意されている(標準のボディ・カラーはオレンジ)。さらにはFIAのGT4規定を満たすパッケージまで設定されるという。足りない物があるとすれば、サーキットで走らせた後、そのまま自宅まで乗って帰るためのオプションくらいだろう。気になった方は公式サイトをご覧いただきたい。




By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー